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大根を味わい尽くす@ミートフリー1DAY

前回のnoteの続き。
私自身も相変わらず、「大根美味しくて幸せ」な毎日を過ごしています。

大根を1本味わい尽くす。
ハードルが高いように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、1人暮らしの私でも1週間あれば食べきってしまいます。
毎日大根で飽きない?いやいやいやいや。。。
味付けや調理法を変えるたびに、新たな大根の魅力を知ってしまって、飽きる暇なんてないんです。

前回は火を通さないサラダと揚げ物をご紹介したので、今日は炒めものと煮物のおすすめの一品を紹介しますね。
きっと明日は、大根一本を抱えてお家に帰ってきちゃうはず。

大根とこんにゃくの塩きんぴら

定番のごはんのおかず(つまみ)

私は、大根で炒めものをする際は、下の部分を使うことが多いです。
水分が少ないので長めに火を通しても歯応えが楽しめるし、出来上がりも水っぽくなりにくいですよ。

<作り方>
①大根は皮付きのまま、縦に薄切りにした後、太めの千切りにする。
 こんにゃくは大根と同じくらいのサイズに切る。
②フライパンに胡麻油を入れ、やや強めの火でこんにゃくを炒める。
 水分が抜けて、こんにゃく独特の臭みが消えたら大根を入れひとつまみの塩をふりさっと炒め、味醂を鍋ひとまわし入れ、沸騰したら中火で煮詰めていく。
③塩を少しずつ加えながら、お好みの甘しょっぱい味に仕上げ、最後に七味唐辛子や一味唐辛子をかけて出来上がり。

※炒めもののコツは触りすぎないこと!


先に味醂で甘みをしっかり入れてから、塩味をつけるというのがコツです。
みりんがなければメープルシロップや砂糖でもOK。
その場合は、加えた甘みと同量の水を加えてください。
醤油+味醂でつくるいつものきんぴらももちろん美味しいけど、塩味の方が大根の甘みと少しの辛味をより味わえる気がします。
大根でつくるなら、私は塩きんぴら推し。

大根と油揚げの味噌煮

厚くて食べ応えのある栃尾の油揚げでつくると最高!


煮物は水分が多い半分より上の部分でつくることが多いです。
出汁なしで、思い立ったらすぐにつくることができるので、このやり方で煮物=難しいって先入観が消えてくれたらいいなぁ。

<作り方>
①大根は1cm厚にし皮をむいて半分に切る。油揚げはキッチンペーパー等に挟んで軽く押して、余分な油を取り除き(50℃洗いや湯通ししても)、1cm幅に切っておく。
②鍋に大根を重ならないように並べて、味醂:水=1:1の水分を、大根がギリギリ隠れるくらい入れて中火にかけ、沸騰したら①の油揚げを大根に乗せて蓋をして煮込む。
③水分が半分くらいになったら味噌を小さじ1ほど加えて、再び煮込む。
④水分が1/3くらいになったら、さらに味噌を少しずつ加えてお好みの味になったら5分ほど煮詰めて出来上がり。

※大根を重ねないで煮るというのがポイントです


この煮物のコツは、大根を鍋にきれいに並べることと、油揚げを大根の上にのせることです。
鍋に適当に大根を放り込んでしまうと、煮え方に差ができてしまいます。
ここは少しだけ丁寧に大根を並べてみてください。
そうすると水分を入れる時も量を把握しやすいです。
油揚げを大根の上にのせて蓋をして煮込むことで、油揚げの旨味がじんわり大根に染み込んでいきます。
ここさえ押さえればほぼ失敗しません。
大根が柔らかくなって味もいい感じに出来上がったのに、水分が多くてシャバシャバしている場合は、すりごまやきなこを投入してください。
水分を吸ってなおかつコクを足してくれる、素晴らしい助っ人です。


ではここで、大根を1本を味わい尽くす1週間のシュミレーションをしてみたいと思います。
前回の2品+今回の2品、計4品を夜ご飯のおかずにするという想定です。
大根は半分にカットして、さらにそれぞれをカットします。
カットした大根は上からA、B、C、Dとしましょうか。


1日目夜→Bをつかって大根の「ひらひら大根とザーサイのサラダ」
2日目夜→1日経ってしっかり味の染みた残りのサラダを楽しむ
3日目夜→帰宅したらすぐにCを醤油に浸けて「大根の唐揚げ」
4日目夜→残った唐揚げを入れてコクと旨味たっぷりの味噌汁を楽しむ
5日目夜→美味しい油揚げ購入してAと一緒に「大根と油揚げの味噌煮」
6日目夜→温め直した味噌煮を卵とじにして丼に
7日目夜→ビール片手に「大根とこんにゃくの塩きんぴら」

ひびのわの大根1本生活シュミレーション


1日おきに大根料理をしていたら、1週間で1本食べ切ってしまいました!
ひとり暮らしや2人家族であれば、ほぼこのシュミレーション通りになると思いますが、ご家族が多い場合は1本ではとても足りませんね。
今まで使いきれずに、気づいたら冷蔵庫で小さくなっていった大根。
なんだったんだろう…。

私もまだまだこの先、未知なる大根の美味しさや個性に出会っていくのだと思います。
1本丸ごと食べ切るチャレンジが、大根の新たな一面に出会うきっかけになったらいいな。
自分自身の料理が、まだまだ伸び代だらけだと気づくきっかけになったらいいな。


最後になりますが、今回もお肉、お魚不使用(ビーガン)のレシピです。
煮物におかかを足したり、炒め物にお肉を入れたりしても美味しいです。
ただ、なくてもとっても美味しいです。
雑食ビーガン料理家としては、どちらも楽しんでもらえたら嬉しいな。


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ひびのわ=雑食ビーガン料理家。
「ひびのわ」の屋号で、レシピや商品開発、シェフや料理家さんのアシスタント等、食に関する様々な仕事をしています。
雑食なので、なんでも食べます。お肉もお魚もチーズも食べます。大好きです。
でも一番大好きなのは、野菜をたっぷり味わえる料理!
私たちの身体はもちろん、共に生きる植物や生物、地球がこの先の未来も健やかであるよう、週に1回野菜や豆など植物性のみでつくられた食事をする「ミートフリー1DAY」をおすすめしています。

自己紹介

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