やさしさ。
川に小石を投げ込むともうその石を探し当てることは到底不可能なのに
川のどこかには小石はある。
小石からはこちらが見えるのに
こちらからは小石が見えない。
川で小石を拾う。無数にある中から一つだけ。
その小石は誰かが投げ込んだ一つ。
自分が探したいものは見つからないのに
探してないものはいくらでも手に入る。
探してないものに価値はあるんだろうか
たった一つしか価値ってないんだろうか
偶然拾えたその一つの小石のほうが価値ってあるんじゃないか
雨が降るとなんだか気分が落ち込むけれど
太陽があれば水たまりもキレイになって気分も上々。
真夏の直射日光はキツイけど
そんなときに雨が降ってくれたら最高の気分になる。
何も難しくない至ってシンプル。
1+1=2なのに
1+1=2であることを証明するのは難しい。
考えることに意味があり、答えは証明の一部でしかない。
答えを知りたい人は証明を嫌うのに
証明を求める人は答えを受け入れる。
汚いものがあるからキレイなものに感動し
苦しい時期があるから ふとした時間に安らぎを覚える
なのに人生はそんな裏表が単純じゃない
マイナス+マイナスはマイナスなのに
マイナスとマイナスを掛けてしまえばプラスになってしまう。
足し算と掛け算の境目なんてないのに結果は変わる。
だから人は考える
証明を求めれば答えを受け入れられるから。
なのになんでだろう証明を口に出すと
うるさいなあと聞いてくれない
証明を口に出すとめんどくさい人になってしまう。
優しい世界ってなんだろうか
それでもしゃべるのか、それとも黙るのか。
人は一人じゃ生きていけないから
それぞれの正義を貫いてぶつかりあってはいけない
だからこそ言葉がある。
しゃべることはリスクであるから
言葉は選ばないといけない
本心から出る言葉は時に凶器になる。
凶器を一度でも見せてしまうと相手はいつまでも不安を覚えてしまう。
優しい世界ってなんだろう
優しさの証明は難しいからこそ考えないといけない
それは優しさの答えを受け入れることだから。
時に嫌われ時にめんどくさがられ
それでも優しく。それでも進む。
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