『真新世』ペット・奴隷・宮殿・ピラミッド
なぜ、太古の建造物はあんなにも荘厳巨大なのか。
それは、荘厳巨大なもののみが残ったからだ。
崩せそうなものから素材として転用された。
太古ではセルフ天変地異くらいしか娯楽がなかった。
大地の移動はものすごく遅い。
大地は移動の土台であるからだ。
ならば、大地に偉業を刻むのが最も合理的だ。
現代でも建築業の労働環境は過酷だ。
夏は死ぬほど暑いし、冬は死ぬほど寒い。
その過酷さはピラミッド建築時と大差ないだろう。
しかし、歴史的建造物は崩されず、ビルは崩される