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先生だからと〇〇するとすぐ疲れる

先生だから、子どもの手本のように。
先生だから、失敗してはいけない。
先生だから、誰に見られてもいい服装を。
先生だから、自分で考えて解決しないと。
先生だから、人に甘えてばかりはいられない。





先生だからと○○していない?


先生だからといつも以上に
背伸びをしていませんか?

先生だからといつも以上に
がんばりすぎてはいませんか?





それを続けるとすぐ疲れます。

笑顔が消えます。
ミスが増えます。
イライラしやすくなります。
ストレスが溜まります。
理想の先生からかけ離れていきます。






私は

先生とは、いつも子どもの見本であるから
食事も生活も規則正しくあるべきだ。

先生とは、いつも正しくあるべきだ。

先生とは、いつも模範的な姿であるべきだ。

先生とは、自分で考えて行動すべきだ。
学生とは違うのだから。



といった考えを持って過ごしていました。





そのため学校の中でも外でも
気が抜けない毎日。

発する言葉、行動、服装、買い物にすら
気を遣うようになり、疲れ果てました。





本当の自分を隠して、
自分が思う『先生らしく』
を追い求めすぎると本当に疲れる…。



疲れるといいことは何一つないから


背伸びしないことが大切です!
がんばりすぎないことが大切です!






いつも子どもの良い手本
じゃなくていいんです。

先生も失敗したり間違ったりするんだ
というところを見せていきましょう。


そこから誰でも失敗することはあること、
間違ったら謝るのが大切であることなどを
学んでいってくれます。



先生だからって何でも一人で
解決できなくていいんです。

学生から一気に大人になる必要はないです。
誰だって最初は1年生。
少しずつ成長するもの。

それに、大人だって助け合いが必要です。
それは甘えや怠惰とは違います。



先生らしくより


『先生らしく』と自分を追い込んで
背伸びしていませんか?

その結果、疲れてはいませんか?



そんなにがんばりすぎなくて大丈夫。



先生らしくより自分らしく、
その方がいろんなことが上手くいきます。




余談話

私の場合、今となれば
気にしすぎだったなーと思います。

教員になった途端『先生らしく』
にとらわれて、何をするにも
子どもや保護者の目線が気になりました。


学校の中でも、
もう学生じゃないんだから。
バイトではないんだから。
一人職なんだから。

『できなきゃいけない』
と変に思い込んで、自力で
解決しようとしていました。


自分をよく見せようとか、
大人にならなきゃという焦りとかが
当時はあったのかなーと思います。




そんなものを抱えていたら疲れ果て、
あちこち原因不明の痛みも出てきたので
少しずつやめてみました。


失敗する姿もたくさん
子どもに見せてきました。

その度に謝ったり。
許してもらったり。
感謝したり。

そんなことをしていたら
子どもとの距離が近くなっていきました。

担任の先生の前では言わないような
本音をポロポロ話すようになりました。



同僚の先生や隣の養護教諭に

「分からないので教えてください」
「すみません、助けてもらえませんか?」

と素直に言うようにしました。

そうしたら、反対に自分が
お願いをされることも増えました。

頼られることにうれしくもなりました。



そんなこんなしていたら
子どもも先生も息抜きに来る
理想の保健室ができあがりました。


結果、
がんばりすぎない方が上手くいく。


当時の自分に会えたら
そう教えてあげたいですね。




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