天気通と梅と

今日の東京は、昨日の快晴とは打って変わって曇り。

雨予報が出ているから、そのうち降り始めるかもしれない。

不安定な天気は、頭痛持ちにとって結構つらい。

いわゆる天気通といわれるもので、風邪の症状の頭痛とは異なる痛み。

風邪で高熱が出たときは、内側からズキズキ叩きつけられるような痛みだけれど、天気通の場合は外側からギュウギュウ締め付けられるような痛み。

気圧に押しつぶされているわけだから当然か・・・。


とにかくこの天気通というものは、平気な人はまったく平気だけれど、頭痛持ちには大変つらいものである。

私は頭痛しかないけれど、こんな日はリウマチや神経痛の人も症状が強く出てつらいのではないだろうか。


この時期は「一雨ごとに暖かくなる」というから、段々過ごしやすくなっていくのだと思って耐えるしかない。


ところで今日買い物に行った帰りに、いつも横を通り過ぎる梅の木にちょっとした説明書きがついているのを見つけて読んでみた。


濃いピンク色をしたその梅は「コウバイ(紅梅)」と言って、本来、梅の花は白だけれど、コウバイは花だけでなく枝の中まで紅いそうだ。


恥ずかしながら、私の中では梅と言えばピンクがメジャーだったので、白が梅本来の色だと知りびっくりした。

おまけに、あの鮮やかなピンクの花を咲かせるコウバイは、枝の中まで紅いなんて。


まだまだ世の中知らないことだらけ。


もう少ししたら、今度は梅に代わって桜が満開になる。


現状だと、春のイベントや花見も大々的に出来ないかもしれないけれど、道行く花を愛でる自由くらいはゆるされるはず。


私がのんびり梅を見ている間も、自転車のかごにトイレットペーパーやティッシュペーパー、お米などをたくさん積んだ人たちが何人も通り過ぎて行った。

いろいろ買い込むことで得られる安心感もあるだろうけど、ちょっと生活のペースをゆったりと切り替えてみることで得られるものもある。

いつまで続くか分からない不安な日々だけど、少しでも明るいことに意識を向けたい。


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