防犯コンサルタント

高尾祐之@総合防犯設備士/旧共産圏在外公館や市街地再開発事業などでセキュリティシステム…

防犯コンサルタント

高尾祐之@総合防犯設備士/旧共産圏在外公館や市街地再開発事業などでセキュリティシステムを担当。工場、商業施設、オフィスなど様々な現場を経験。現在、警視庁防犯実務研修や防犯責任者養成講座など、コンサルタント、研修講師として活躍。 【犯罪未然防止の方程式】考案。様々な防犯課題を解決。

最近の記事

進化する『総合防犯設備士』

 「防犯設備士と総合防犯設備士は、どう違うの?」と、聞かれることがあります。そのたびに私は、「防犯設備士は防犯設備の専門家。総合防犯設備士は防犯対策の専門家。」と答えています。  総合防犯設備士の特長の一つに「総合力」があります。  公益社団法人日本防犯設備協会総合防犯設備士委員会では、総合防犯設備士共通のスローガン「総合力で、防犯力強化」を掲げました。「総合力で、様々な防犯課題を解決する防犯対策の専門家」という新たな総合防犯設備士の定義を策定しました。総合防犯ソリューション

    • 信頼のブランド『総合防犯設備士』

       現在(2024年6月)、495名の総合防犯設備士が全国で活躍しています。  警視庁生活安全部が主催する生活安全課の警察官を対象とした「防犯実務研修」は、毎年1週間の日程で開催されます。部外講師15名のうち8名が総合防犯設備士有資格者です。  2023年度、総合防犯設備士が講師として担当したコンテンツは、「建築設計及び建築法規の概要」、「犯罪未然防止の方程式」、「錠前の基礎知識」、「侵入手口の実例と対策」、「役に立つ防犯カメラ」、「防犯設備設計実習」、「防犯設備士・総合防犯設

      • 被災地の防犯について一考察

         今般の能登半島地震に関し、故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。  大きな災害は犯罪のチャンスだと、いわゆる「火事場泥棒」は被災地に集結します。犯罪のチャンスとは、犯罪が成功しそうな雰囲気があるということです。  その雰囲気を具体的にすると、 ①「入りやすい・居やすい」場所や状況。 ②「見えにくい・見通しが悪い」場所や状況。 ③「やりやすい・容易な」場所や状況です。  以上が、犯罪が成功しそうな雰囲気、つまり犯罪のチャンスが

        • 年末詣(ねんまつもうで)

           雲ひとつ無い晴れ渡ったさわやかな年の瀬に、大国魂神社へ参拝に出かけました。  「今年一年、ありがとうございました。そして、年明けもまた、よろしくお願いします」  二礼二拍手、そして一礼。心の中で祈ります。  あと数日すれば年が明け、参道には見慣れた雰囲気の店々が両サイドをかため、初詣の人々が長蛇の列をなし、にぎやかな正月を迎えます。  しかし今日は年末。  境内は人がまばらで、お祭りムードはなく、凛とした空気を感じます。静けさのなか、私は手を合わせ無事に一年過ごせたことの感

        進化する『総合防犯設備士』

          犯罪企図者目線で考える!

           犯罪発生後、犯人(容疑者・被疑者)の足取りを追って捜査、検挙するのは捜査機関(警察・検察)の仕事。  防犯の仕事は、犯罪が発生する前ですから、犯人ではなく犯罪企図者が対象です。  しかし、犯罪を企んでいる人、つまり犯罪企図者を見極めるのは難しいですよね。  そこで役に立つのが防犯理論。最新の犯罪科学、犯罪機会論は、「人」に着目するのではなく「機会(チャンス)」に着目する防犯理論です。  防犯対策は、犯行の機会(チャンス)を与えない防犯環境づくりを念頭に、防犯力を強化すること

          犯罪企図者目線で考える!

          はじめまして…

          はじめまして。 取り急ぎ、よろしくお願いいたします。…