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被災地の防犯について一考察

 今般の能登半島地震に関し、故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 大きな災害は犯罪のチャンスだと、いわゆる「火事場泥棒」は被災地に集結します。犯罪のチャンスとは、犯罪が成功しそうな雰囲気があるということです。

 その雰囲気を具体的にすると、
①「入りやすい・居やすい」場所や状況。
②「見えにくい・見通しが悪い」場所や状況。
③「やりやすい・容易な」場所や状況です。
 以上が、犯罪が成功しそうな雰囲気、つまり犯罪のチャンスがあると犯罪企図者が考える場所や状況です。

 対策は、反対言葉で考えます。
⑴「入りにくい・居づらい」環境づくり
⑵「見えやすい・見通しがいい」環境づくり
⑶「やりにくい・難しい」環境づくり
 これらをキーワードに、それぞれの地域で対策を考え、工夫してみてください。

 また、犯罪企図者は、逮捕されたくないから、顔を見られるのを嫌います。声をかけられるのを嫌います。
 地域全体で、あいさつ運動をしましょう。積極的にあいさつし、声をかけ合ってください。犯罪企図者が犯行に及ぶ前に「この地域は仕事がやりにくい」と思わせたいですね。
 いずれにしても、地域社会の防犯対策は、地域ぐるみで取り組むことが肝要です。

 一刻も早い復興と犯罪被害に巻き込まれないことを心よりお祈り申し上げ、陰ながら皆様を応援させていただきます。

(参考文献)犯罪はこの場所で起こる 小宮信夫著

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