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進化する『総合防犯設備士』

 「防犯設備士と総合防犯設備士は、どう違うの?」と、聞かれることがあります。そのたびに私は、「防犯設備士は防犯設備の専門家。総合防犯設備士は防犯対策の専門家。」と答えています。
 総合防犯設備士の特長の一つに「総合力」があります。
 公益社団法人日本防犯設備協会総合防犯設備士委員会では、総合防犯設備士共通のスローガン「総合力で、防犯力強化」を掲げました。「総合力で、様々な防犯課題を解決する防犯対策の専門家」という新たな総合防犯設備士の定義を策定しました。総合防犯ソリューションを実践する専門家という立ち位置を明確にしました。
 最新の犯罪科学を判断基準にした「犯罪未然防止の方程式」を活用し、あらゆる防犯課題を解決していきます。
 私たちが関わるフィジカル(物理的)空間を対象にした防犯対策をフィジカルセキュリティといい、インターネットなどのサイバー空間を対象にした犯罪対策をサイバーセキュリティといっています。これらが高度に融合した社会を対象としたサイバーフィジカルセキュリティ(CPS)という言葉も耳にする機会が増えてきました。
 時代は刻々と変化し、デジタル社会ゆえの新たな犯罪も次々と発生しています。私たち総合防犯設備士は、様々な防犯課題解決の一翼を担ううえで、日々、「総合力」に磨きをかけていかなければいけません。

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