不調との向き合い方。とことん甘やかして今日も生きる

月末になると、周期的に必ず心がソワソワして、ベッドに寝転がりながら天井を見つめているだけでボロボロ涙がでてくることがある。

悲しいことがあったわけでも、今の日々に不安を感じているわけでもない。
ただ、出てくる涙をこらえることができず、お気に入りのフワフワの毛布を濡らしては、名前のつけられない感情と一人で向き合うような時間は、毎月やってくる。

20歳を超えたころから、生理前に起こる「不調」がひどくなり、これはみんな経験しているんだろうか?と気になって、自分なりに調べてみると、どうやらその症状はPMS(月経前症候群)ということを知った。

基本的に私は、「そうかもしれない」と思ったら、病院に行って確かめるタイプだから、家から自転車で行けそうないくつかの婦人科の病院の中から、良さそうなところを選んで予約をした。

人それぞれ、抱える症状は違うけど、私は「気分の沈み」と「口乾」後は、「足の裏があり得ないぐらい熱くなる」(これをなんというのかは分からない)の3つが必ず、生理の2-3日前にやってくる。

先生に話をすると、結構話し方がキツめで、わざわざ「女医さん」を選んだ私の心がえぐられるような…ハッキリ言って「合わない」と感じる人だった。

元々調べていたので、勧められたら低用量ピルを飲むことも考えていたけれど、私が寝る前に飲んでいる「睡眠導入剤」と一緒に服用することがおすすめできないと言われた。

なので、帰り道は解決策もなければ、ただ辛い思いをするだけの時間を過ごしたなあと。クヨクヨしながら帰宅した。

でも、そこで止まっていてもこのモヤモヤした気持ちはどうすることもできないし、症状を改善したいと思っているから病院に通いたいと思っているわけで…その気持ちをないがしろにはしたくないなあと思いながら、友人に相談してみると、市内にある婦人科の病院をすすめてもらうことができた。

そこの先生が凄く優しくて。ピルは飲めないけれど、漢方を飲む話などもしてもらい、治るものではないだろうから、向き合い方を考えたほうがいいなと思えるようになった。

病院とはいえ、「話す」ことが必要になる場では「人と人」の相性がとことん大事になるなと思った。

私なりの不調との向き合い方は、自分を甘やかすこと
ただ、それだけ。

この仕事を始めて3年半ぐらいが経つけれど、心から「自宅で仕事を始めてよかった」と思えるのは、月1回、必ずやってくるこの周期に入ったときだ。

前日の夜、泣きはらしてパンパンに腫れた目をタオルの中に入れた保冷剤でゆっくり冷やして、その後ダラーッと起きて、スイッチが入ればパソコンの電源をつける。

だいたい、16時ぐらいになれば、ひとしきり気持ちが落ち着いていることが多いので、スタートは遅いけど仕事は始められる。

昔は「いつもと同じことができない自分」に辛さを感じていたけれど、最近は「時間をかけてでもいつもと同じように頑張ろうとしている自分」を褒めてあげることができるようになった。

「甘い」と言われるかもしれないけど、月1回ぐらいは、こうやって自分のことをとことん甘やかさないと、この不調と長い付き合いをすることは難しい。

このnoteは実は熟成下書きで、ず~っと不調のタイミングに入るたび、「ちゃんと書きたいな」と思っていたんだけど、頭がボーッとしてなかなか動けなくて、書くことができなかった。

でも、今月やっと書けた。

ちょっとだけ芽生えた達成感を胸に、今月もほどほどに向き合っていきたい。







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