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4つの性

豊かな人生を生きる上で、自分や他人とのパートナーシップは何より大切。
私がいうまでもなく、周知の事実かと思います。
HSPでエンパスで人との境界線を上手に作れなかった私は
若い頃から人間関係のいざこざに巻き込まれることがたくさんありました。
だからこそ、精神性を磨きたいとアカシックリーディングのセッションをするまでに至っているのですが、最近探究しているテーマ「男性性と女性性」に関して、ある一定の法則のようなものを発見しました。

人が生きていくには必ずそこに人間関係が生じるし、
誰だってストレスなく軽やかに生きたい。

だけど他人のことなんて到底分からないし、
自分のことでさえ危うかったりする。

いえ、自分の事の方が一番難しかったりしますよね。
自分のことを理解し、正しく適切に社会と良い距離感を築いていくにはどうしたら良いか?

今日はそのテーマについて掘り下げて行こうと思います。

男性性と女性性にも2つの側面がある

女性なら、自分の中の女性らしさを見つけることは大抵の方は簡単かと思いますし、そのまた男性も然り。
そして女性の中にも男性性が存在し、男性の中にも女性性が存在している。
その割合はどれほどでしょうか。
男勝りな女性。内にこもり家庭を守る女性。

ここまでは誰もが育った環境の中から俯瞰的な自分を見届けているかと思うのですが、今日はその先の「質」について見ていこうと思います。

自分の中にある男性性の質、女性性の質。
その質を見ていくと、今目の前にあるテーマに取り組む際に、
適切で安全に取り扱っていくことができるのではないかと感じています。

その質とは?

「未熟さと、成熟」
自分の中にある男性性や女性性が未発達なままか、成熟する機会に恵まれてきたかどうか。

それぞれに2つのフェーズがあって、合計4つのパーツ、で見てみると精神性の成長具合が見て取れる。
今何に対して課題を感じていて、何に取り組むべきなのか、わかりやすくなる。

一時、心地よい状態を保っていれば運が回ってくる、のような引き寄せ法則が流行りましたが、あれって自分さえ良ければその他のことは気にしなくて良い、というようなちょっと危うい雰囲気を感じたのはきっと私だけではないはず。

この4つのパーツで見ていくなら、この状態は完全に男性性も女性性も未発達な状態から生じている安易な思考回路だと思うんですよね。
まるでスーパーの中で欲しいものをねだり、ごねている少年少女のように、
ただただ欲に忠実なだけ。
手に入れることだけにフォーカスしている意識状態は、一瞬は快楽を得られるけど長続きしない。感情だけで意識を扱っているので、それが過ぎ去れば消えてしまうもの。

では、もしここに成熟した父と母がいたら、その子供になんと声をかけるでしょうか。

成熟した男性性は、物を得ていくまでの道筋を論理的に理解しようとします。
そしてそれが手に入ったら、それを土台にしてさらに繁栄させようと思考を使う。

父はその子供に、欲しいものを手に入れるには具体的に何をすべきかを教えるでしょう。魚を与えるのではなく、魚を釣る方法を教える。社会で生き抜くために、力の使い方や道具の使い方を教えるのです。

成熟した女性性は、基本的に多くを語らず、見守るスタンスです。
全てをありのままに受け入れていく、怒りも悲しみも喜びもすべて
在る状態のまま受容し、受け止めようとします。

どんなに泣く子が喚こうとも、騒ごうとも、動じず、その子供の感情が発散されていくのを黙って見届ける。
全てを信頼しているんですよね。子供のことも、母親である自身のことも。

もしこれが、それぞれ未熟な父と母であれば、目の前の問題を対処することだけに時間と思考を使い、その場限りの対応をして瞬間が過ぎ去るのを黙って見ているだけかもしれません。
昂る感情の揺れ動くままに自分を従わせて。

こんな風に自分の中の二つのフェーズで男性性と女性性の割合や発達具合を見ていくと、目の前にあらゆる人間関係の災いが生じたとしても、そこに一喜一憂したり
まるで自分の問題かのように必要以上に引き入れてしまうことのない、健全な境界線が築けていけるのではないかと思います。

しばらくはこのテーマに関して綴っていきますね。

お読みいただきありがとうございます。

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