一般女子高生、配信者になる
烏が鳴き、運動部らしき掛け声に、吹奏楽部の演奏音。中庭では演劇部が大会に向けて練習をしている。
休んだ時の課題をやり終えて職員室に赴き、不在の先生の机に置いて昇降口に向かう。周りの子達は鞄に色んなストラップとかを付けているけど、私はひとつも付けていないためクラス内では酷く浮いて見えているだろう。
高校二年生の終わりだと言うのに進路も決まっていないのは私だけかもしれない。
いつも一緒に帰っているみーちゃんは、部活で遅くなるらしいので今日は久しぶりに一人だ。
校内やグラウンドから