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一日一冊本を読もう 【9日目】

 皆さん、こんにちは。矢島です。

 ギリギリになってしまいました。

 ということで、本日紹介する本はこちら↓↓

 仙台ぐらし
 著者:伊坂幸太郎
 出版社:集英社
 おすすめ度:★★★★★☆☆☆☆☆ 

 心配性の作家がつづる地方都市生活の魅力と希望。震災で都市機能がマヒしてしまった体験を持つ仙台。そこに暮らすちょっと心配性で、ちょっと自意識過剰な作家の、軽妙で味わい深いエッセイ。途方に暮れた後にたどり着いたのは「楽しい話を書きたい」という思い。日常のすきまの希望をつづって、読後感も爽やか――。短編小説「ブックモビール」も収録。(引用)


 ミステリー作家の伊坂幸太郎が、日常で感じる様々な不満を綴ったエッセイを10年掛けてまとめたエッセイ集。それぞれのエッセイは「〇〇が多すぎる」と題されて、〇〇に対する不満や独自の感想を書いている。

 2009年頃に書かれたエッセイの中に「宮城県沖地震が近頃起こるという話を聞いた」ということが書かれていて、東日本大震災が起こった後にそれを振り返った文章が書かれていたりして、時間軸を越えて思いを綴ったエッセイ集の面白さが感じられる。

 この本の最後には東日本大震災を題材にした短編の小説が掲載されている。短いながらも、ミステリーを展開していて、ショートショートのようで面白かった。ショートショートのようで面白かった、ばかり言っていますが。


 

(編集後記) もう小説を読むと伏線回収やどんでん返しを期待する体になってしまったので、これ以降淡々と日常を綴る小説は読めないのでは?となって来ている

#9 仙台ぐらし



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