立川市・国分寺市と高校野球
立川市:23区外の中でも、かなり近代的なエリアである。特に駅前は近年の再開発化に伴い、大型商業施設やビルがずらりと駅前に並び賑わいが絶えない。しかし「国営昭和記念公園」をはじめ、自然の息吹も未だ色褪せず都会と田舎を上手く調和させている。
国分寺市:武蔵国分寺公園・史跡等の自然に包まれながら、子育て・教育環境も充実している。交通の便も悪くはなく、買い物には困らない。
故に治安も非常に良く、住むには最適なエリアというのが「国分寺」の魅力で有る。
上記2つのエリアに所在する高校は非常に部活動が盛んでもあり、今回紹介させて頂く野球部をも活気良く白球を追う。
【立川】
①立川国際
立川市曙町三丁目にある都立中等教育学校。中高一貫制共学校。2008年に開校された。きめ細かい学習指導で、のびのびとした校風が特徴的。
野球部は2013年より高野連へ加盟。創部僅かで少ない人数ながらも、ベスト32まで勝ち進んだ実績を持つ。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会4回戦
●練習場所/校庭グラウンド
●練習日時/週5日
②立川
通称「たちこう」の立川高校は、都内でも有数の進学校であり、大学進学実績に関してはMARCHが最多で、次に多いのは早慶上理ICUである。現在人気YouTuberでタレントの「フワちゃん」の母校でもある。
野球部は、2019年に夏季西東京大会ベスト16まで進出。
定時制との兼ね合いや、勉強時間の確保等で満足に練習出来ない環境の中、「立川から甲子園」を目標に、日々向上心高く取り組んでいる。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト16
●練習場所/校庭グラウンド
●練習日時/週6日
http://tachikawa-h.xsrv.jp/zen/wiki.cgi?page=%B9%C5%BC%B0%CC%EE%B5%E5%C9%F4
③昭和第一学園
70年以上の伝統を持つ私立高校。以前は男子校であったが現在では男女共学となっている。お笑いタレント「ヒロミ」の母校としても知られている。多くの指定校推薦枠を持つ他、部活動はインターハイ総合2連覇を成し遂げた自転車競技部等活発である。
野球部は創部70年を越し、長い歴史を持つ。人工芝のグラウンドを他の部活動と共有しながら練習を行う。
近年では東京を代表する強豪校達を非常に苦しめるダークホース的存在になりつつある。そこには社会人野球シダックスで、「野村克也」監督に鍛え上げられた「田中義則」監督の元、ハングリー精神を持ち戦い続けているからこそである。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会4回戦
●練習場所/校庭・グラウンド
●練習日時/週6日
●主なOB /田中義則(社会人シダックス)
【国分寺市】
①国分寺
国分寺市にある公立高校。2007年には「進学指導特別推進校」に指定された。「東京学芸大学」「津田塾大学」「東京農工大学」「東京経済大学」などと「高大提携」を結んでいるのも特徴的。
またサッカー部が強豪で知られ、全国大会の実績の他プロサッカー選手を幾数人輩出している。
野球部は1990年・99年・2002年・18年と過去、夏季西東京大会においてベスト8へ4度進出している実力校。
練習試合も行えるグラウンドを所有し、他の部活と共有しながら練習に励む。守備が非常に鍛え上げられており、守りからリズムを作れるチーム作りが強み。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト8
●練習場所/校庭・グラウンド
●練習日時/週6日
②早稲田実業
日本を代表する名門「早稲田実業」は、国分寺市にある初等部から高等部まである早稲田大学の付属一貫校です。また設立が1901年から100年以上ある伝統校。政界からプロスポーツ選手まで、圧倒的な数の著名者を世に送り出している。
野球部も言わずと知れた名門であり、世界の「王貞治」氏始め数多くのプロ野球選手達を生み出している。
甲子園大会では春夏合わせ合計50回の出場を誇り、2006年には現日ハムの「斎藤佑樹」を擁し夏の甲子園「初優勝」を飾った。
選抜の出場回数は21回で歴代8位、選手権の出場回数は29回で歴代4位の記録を持つ。
【プロフィール】
●夏季最高成績/甲子園大会優勝(2006年夏)
●練習場所/王貞治記念グラウンド(八王子市)
●練習日時/週6日
●主なOB /王貞治(福岡ソフトバンク会長)斎藤佑樹(日ハム)他