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ピアノ練習040

 トンプソン第1巻、41、42曲目。

新しい手の位置(変ホ長調)「小さなボウピープ」

 4分の3拍子、変ホ長調。新しい調です。そのため技術的には易しめ。そう書くわりにゆっくり弾いているのは、その方が好きだと感じたからです。
 第13小節では一時的に第4音が半音上がって属調である変ニ長調に転調、これは何度か出てきました。第28小節にフェルマータ付きで出てきた減三和音の方は初めて、かと思っていましたが、「妖精のハープ」からあったようです。一般的な効果についてはまだよくわかりませんが、ここでは盛り上がったボルテージをグラウンドに戻すような働きに感じました。

 最後のメジャーコードの前にあるのは、これも何度か出てきた属七の和音。省略、転回と理詰めしようとするとややこしいですが、このパターンであれば、下から順にメジャーコードと比べて半音低い、半音高い、同じ高さであることに注目すれば、簡単に判別できそうです。ここではオクターブ下に移るところでppp(ピアニッシシモ!言いづらい!)の指示があります。直前のppより繊細に弾くことを心掛けました。実際の音はばらついちゃっていますが。

前腕を使う弾き方「夕べの鐘」

 4分の3拍子、ヘ長調。多くの連続した和音を弾く時のテクニックとして、腕を使う弾き方が紹介されています。練習中も、動画を見返してみても、まあこんなものかなという感じです。どうしても狙った音がでないというときが来れば、またフォームを見直せば良いのではないかな。
 これまた和音がいっぱいです。第17小節にて、ついに省略形でない属七の和音が出てきました。第21小節のやつも順番が違いますが和音としては同じはずです。けっこう印象が変わりますね。
 繰り返しの前にある4小節では、おそらくCメジャーに転調しています。ここでもたぶんセブンス。ただ、前後のパートと比べると音数がスカスカで、なんだか特別感があんまりない。

今後

 今週の2曲は、ハーモニーに着目してみました。たんに曲を聴いてここはなんちゃらコードだとわかるようになる気はしませんが、少なくとも弾いていて協和かそうでないかくらいは自然と感じられているように思います。表現や暗譜の助けになるよう座学も挟んでいきたいものです。

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