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ピアノ練習020

 トンプソン第1巻、18曲目。

初めての演奏会用の曲「妖精のハープ」

 4分の3拍子、お馴染みのポジションでト長調。ハープの音色として原義どおりアルペジオ記号が登場。これが険しい。和音を同時に押さえるだけで苦労しているのに、あえてずらすなんて。でたらめにやっても全然良い音にならない。低い音から順番に鳴らす、これが大前提ですがすでにおぼつかない。順番を間違わず弾けても、それぞれの始動の間隔がバラバラで非常に稚拙に聞こえます。くわえて全体のボリューム(オクターブ上のピアニッシモ全然出ない)、和音内のボリュームのバランスまでコントロールする必要があるとは。テンポ遅めで弾いているものの、なかなか厳しいです。つまるところは練習不足なのですが。
 自分の演奏を聴いてもどういう音が良いのかあまり見えてこないので、同曲の演奏動画もいくつか見てみたのでした。そこで思いがけず、特定のフレーズ間でかなりテンポを揺らして弾いているものが多いと感じました。3連アルペジオの後に1拍余分に休符が入っているようなのもあるし。しかしながら、でたらめには聞こえない。
 テンポ揺らすのってけっこう怖いのですよね。思えばふだん聴いている音楽のほとんどは、歌唱も含め合奏、とくにレコーディングされた合奏で、その性質上テンポはほとんど一定に保たれます。ゆえに感性が育っていません。困ったことに、ソロだと合わせる相手がいないのでテンポを揺らし放題です。響きの豊かさを補う意味もあるのでしょうか。一定のテンポが保てないのに、あえて揺らす、これもアルペジオに通じる難しさがあります(解決方法はわからない)。

今後

 ここのところいまいちな完成度が続いています。もう1週同じ曲を練習しようかとも思ったのですが、どのみちあまり時間が取れずにさほど成長のない演奏になる懸念が。それなら新しい曲に進んでしまおうかと。スクフェスに真剣になっていていいのか、わたしよ。

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