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私が「日記」を書く理由

2020年1月2日に、こんな日記を書いていた。

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今年は、これまでよりもっとのんびり文章を書くことにする。具体的には「発信するなら誰かの役に立ったり、読み応えをあるものを」とはりきるのを、やめることにした。普通の、なんてことない日記もだらだら書いていく。引き続き、発信内容は絞らない。文体もその日の気分で選ぶ。今日はなんとなく、「だ・である」調にしてみた。

編集者やライターは、それぞれのメディアのトンマナに合わせたテーマや文体を常に意識することになる。求められるものを考えて調整してきたおかげで、これまで仕事に困ることは一切なかった。一方で「私らしい文章」とは……? と、考えてしまうことも増えた。

YouTuberのフワちゃんさんが、過去のインタビューでこんな話をしていた。

――言葉選びやテンポも印象的です。

読み心地の良い文章になるよう、めっちゃ気にしてる。「歩いていたら、あめをもらった。うれしかった」という文章を、あえて句読点を打たずに「あめもらったまじわろた」とつなげることもあります。なんかよく分からなくなってきちゃったけど、名乗らなくても、私が書いた文章って分かることが大事です!(大手小町インタビューより)

「名乗らなくても、私が書いた文章って分かることが大事です!」。本当に、その通りだ。とはいえ、私の場合はクライアントワーク中心だから、振り切ることもできない。そもそも、自由に書くことができる個人noteだって「ですます調の方が読まれるっぽいな」「はてなブログより改行多めのほうがいいな」「投稿時間は〜」とか、つい意識してしまう。

ここは実験の場でもあるから、引き続き外に向けたエントリも並行していくけれど、そういうのを全部忘れて日記を書く習慣をつくる。いちいち小見出しもつけない。仕事に支障が出ないよう、「1日20分以内で書ける分だけ」という制約も設ける。だいたい、1500〜2000字くらいになるだろう。

日記は一部のみ全体公開にして、ひっそりさせたい部分に関してはnoteマガジン購読者だけが読める設定で書くことにした。やや雑多にはなるけれど、もともと日記を織り交ぜていく宣言はしているし、更新本数が増える分には問題ないだろう。ということで、早速始める。

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