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「トピックを絞って発信」だけが正解? ずっと書き続けたい、私のための生存戦略

「トピックを絞って発信する」

インフルエンサーとして、発信力を強めるのであれば、それが正解です。ジャンルを絞った方が「◯◯の人」として認識されるし、ブランディングもしやすい。専門性も高まって、単価も上がるでしょう。

でも、ポジションが空いていて、継続できて、かつ「勝てる」領域が、自分の好きと必ず一致するわけではありません。どのジャンルでも、相当な努力が必要です。

これまで取材した中でも印象的だったのが、ラーメン評論家の本谷さん。

彼女はずっとラーメンが好きで、Instagramもラーメンの写真だらけ。そして毎日「17Live」でライブ配信をしています。YouTubeやSHOWROOMを選ばなかったのはなぜでしょうか? と聞いてみると、彼女はこう答えました。

本谷:YouTubeは編集コストが高いから、短時間でやるには難しいと思ったんです。イチナナなら、事務所に入っていない一般の方が上位にいたりするんですよ。「食カテゴリで配信している人もいないし、これなら、時間のない私にも入り込めるかも」と考えて。手軽だし、自分でもできそうだと思って。お店からの配信とかもやれるし、毎日休まず配信してます。配信中もコメントがすぐ出るし、モチベーションにもなります。(Dybe!インタビューより)

どこで攻めるべきか? 考え抜いています。ラーメン店レポートのほか、カップラーメンを食べたり、ラーメンを作ったり、製麺所に取材に行ったり、地方のラーメン店を開拓したり、毎日がラーメン!

さらには年に350杯のラーメンを食べながら、体型を維持するために、ジムに通ったりトマトをかじったりしているそうです。超ストイックなんですが、ご本人はあくまでも大好きなことをやっているから、苦ではないそう。しかも、会社員をしながらですからね。尊敬です。だけど、ここまでできる人ってなかなかいないと思うんです。

私がなにかひとつテーマを絞るなら? と考えてみると……正直決められません。寄稿ジャンルもメディアのカラーもバラバラです。そして、継続できるか? というと、正直自信がない。でも、絞らなかったからこそ、書き続けられているのだとも思います。

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