ふれてもらって初めて気づけること。
やっかいなことに
カラダが鈍ってくると
自分では異常に気づけない。
まあ、だから鈍りなんだけど。
肩凝ったことないんです。
なんて言っている人の肩がガッチガッチ
というのはよくあること。
鈍りというのは
感じとるセンサーが機能していないということ。
生き物の原則として
廃動萎縮がある
昔、アメフト部の友人が大腿骨骨折して
長いことギブスをしていた。
それを外したときの足の細さにビックリした。
こんなに細くなっちゃうんだ (>_<)
廃動萎縮をまざまざとみせつけられた。
実際に筋肉が衰えることもそうなんだけど
使っていないと感覚、センサーも働かなくなる。
足指の真ん中の3本は
独立して動かすことがほぼない。
そのために感覚が退化してしまっていることが多い。
目を閉じて仰向けで寝てもらい
他者に足指をふれてもらう。
すると、ふれてもらっている指を当てられないひとが結構いる。
薬指にふれているのに、中指と答えたりするわけ。
自分のカラダなのに。
もちろん手の指で間違える人はいない。
背中をふれてみても
感じとりやすい処
感じにくい処
というのが存在していることが分かる。
以前、稽古で師匠や仲間に左足のかかと(踵骨)が
ものすごく鈍いという指摘を受けたことがある。
気が通らない、感応しないという指摘。
自分で感じ取れていない異常だったので
みんなのリアクションの大きさにビックリ
そんなに鈍いわけ、ぼくの左のかかと (≧∀≦)
踵骨というのは、
骨盤の上下運動や腰椎5番と連動している。
2年前くらいから左の骨盤、
腸骨の1点に鈍りがあることは自覚していたので、
もしや関係あるかもと思い、
その腸骨の1点に徹底的に愉気をしてみた。
30分ほど愉気を続け
腸骨の鈍りが改善してきたのを感じると同時に、
今まで鈍りを全く感じていなかった左の踵骨に
猛烈な異常感を感じ出した。
歩くのが痛いほどの異常。
腸骨の鈍りだと思っていたけど、
踵骨が原因だったのか。
こんな異常感を生み出すとしたら
まず強い打撲が疑われるんだけど。
はて?
こんなとこ打撲したことあるのかなと思案していたら思い出した。
小学校の頃、高い塀の上から飛び降りてかかとを打ったことがある。
当時、水泳の選手だったんだけど、
それからターンで壁を蹴る時に
かかとに痛みを感じるようになったという遠い記憶。
おそらく35年は前の出来事。
過去の打撲はすべて体に残っているということを
自分のカラダで確認できた出来事だった。
自分のカラダなのに
自分で気づけないこと
ふれてもらって
初めて気づけることがあります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?