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病気ではなく、表現だとしたら。カラダは何をしたがっている?

数年前、父親が目に見えて落ち込んでいたときがあった。

理由は明確で

かかりつけ医の勧めで

三井記念病院で精密検査を受けて

正式にパーキンソン病と診断結果が出たからだった。


70代後半ともなると

知り合いや先輩に

パーキンソン病に罹っているひとが結構いるらしい。

だんだん震えて弱っていく姿を見ていたために

簡単に

病状が悪化していく

治らない

というイメージを持っていた。


すでに糖尿病と高血圧の薬を常用しているので

さらにパーキンソン病の薬でも飲み始めたら

寿命が縮むなと思ったので

整体指導で調整してみることにした。

まずは不安を取り除く必要がある。

不安の元である治らないという観念を壊すのは

症状を改善させるのがもっとも簡単。


顕著に出ていたのは手の震え。

震えでカラダが表現していることは何か?


カラダの無意識運動が震えることで

どこか強張っている場所を

緩めたがっているのではないか。


薬を止めるつもりがない

活元運動をやるつもりもない

なんて人にできることは限られている。


取りあえず腕や上胸部、頭で

硬直している場所、気の通らない場所を

徹底的に緩めてみた。

するとカラダの居心地がよくなっていく。

すぐに明るさを取り戻した。


全然治癒はしていないんだけど

悪化しなくなった

楽になったという体験が

悪くなっていく連想を止めたわけ。


その後、一向に悪化しないので

医師からも投薬はせずに様子見しましょうと提案があり

何回か受診を続けていたんだけど

悪化が認められないため

もう通院しなくてよいです

悪化したらまた来てくださいと言われたんだそう。


本人はすっかり明るさを取り戻しているんだけど

心身を見ているぼくからすると

治っていないのは明確。

病気の進行速度よりも速く

カラダの硬直を緩めているだけだから

対症療法だと分かっているからね。


80歳を越えて

寿命も近づいているだろうから

最期まで介護を受けずに

自立して日常生活が営めることを目標にして

いまは父親のカラダを調整しています。


本当は震えることで

カラダが実現したがっていることを

活元運動でカラダにやらせてあげることが出来たら

もっと変化するのにとは思うんだけどね。










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