240430 優しさをもらう

長男と私の体調回復が思いのほか遅く、特に私は耳の不調にトラウマがあって心配だったので、鼻づまりと咳のひどい長男をつれて耳鼻科へ行った。

体調不良の上雨が降っていたので運転に少し不安があったが、10連休中の夫が車で送迎してくれた。片道20分くらいかな、それでも今日は私には不安だったので、ありがたや。

いつも午前中早めに行けばそんなに混んでいないのに、悪夢のように混んでいる。(不調のため大げさ)
受付したら順番は56番。

病院内は座る場所もなく、駐車場の車の中でまつ。
子どもも、味がわからなくなっている私もお腹がすいたと騒ぐ。

夫が近くで美味しそうな大きいおにぎりを買ってきてくれた。
炊き立てのご飯で今お母さんがにぎりました、というような見た目。
大好きな鮭おにぎり、さけがしょっぱい、ごはんの硬さがいいかんじ、というくらいしかわからなくてとても残念。

夫曰く、とても美味しいらしい。
子どもはなぜか車のなかで何かを食べることがすきなので、ピクニックみたい、と嬉しそう。

味はわからないし、倦怠感もひどかったけど、夫がおいしく食べられて、子供が楽しそうでよかった、と思う。

車のなかで2時間くらいすごしたあと、やっと受診。
中待合室で待つ間、先生は朝からずっとノンストップで診断して必要な治療をして、処方箋を出して、お疲れだろうな、と思う。
大変だなぁ、いつも優しい先生だけど、今日はちょっと疲れた様子かもしれない、と回らない頭でぼんやり思う。

呼ばれたら、いつもどおり優しい笑顔で挨拶をしてくれて、
お母さんを先に診せてもらうね、ちょっとまっていてね、と子供にもきちんと話してくれる。
私が何度も中耳炎を繰り返していて気にしていることを覚えてくれている。大丈夫、間に合った。まだ中耳炎ではないよ、と。
必要な処置をしてくれて、子供に、
お待たせしましたね、どうぞ、とにっこり笑いかけてくれる。

子どもが幼稚園の頃それはそれは耳鼻科が苦手で暴れていた頃から診てくれている。
昨年末くらいから、だいぶ落ち着いて受診できるようになったことについて、毎回彼に賞賛の言葉をシャワーのように浴びせてくれる。

子どもに対しても同じように丁寧に受け答えをしてくれる。

暴れていた頃が嘘のように平和に診察が終わる。

しみじみ、彼の成長と、先生の今までと、今日のやさしさが染みる。

耳鼻科の傍の調剤薬局はとても混むので、自宅近くの薬局によればいいと思い、早く休みたいこともあって帰る。

と思ったら近くの調剤薬局でまさかの在庫なし。
連休中なので、薬が入るのも連休明け、そしてそもそも今薬が入ってきづらいので、。普段取り扱いのない薬は入ってこない可能性もある、とのこと。
処方箋をだしてくれた病院の傍の調剤薬局に行った方がいいといわれる。

自宅に帰って近くの薬局に数件電話したが、どこも在庫なし。
淡々と事実を伝える方もいれば優しい口調、声色で話してくれる方もいる。

身体が弱ると心も少し弱るから、電話越しに伝わる声のやさしさにとても癒された。
最近自分の声に優しさが足りない気がする、と思っていたので、(特に長男に対して)やっぱりちゃんと意識しよう、と思う。

そして処方箋を出してくれた病院と離れた調剤薬局に行く場合、先に在庫確認をするべきということを学ぶ。

夫がもう一度病院そばの調剤薬局へ行ってくれた。
せっかくの休日に申し訳ないけど、本当にありがたかった。

子どもも私も思っていたほど悪くなく、連休中に薬がないまま悪化するという心配もなくなり、ほっとする。

今日一日、夫、先生、調剤薬局の方。
沢山の人のやさしさに触れました。

どうもありがとう。
身体の不調から心も弱気になっていたので、本当にやさしさがありがたかったです。

私も早く元気になって、やさしさを循環させたいと思った一日だった。








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