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蝋との出逢いは突然に。


こんばんは。花灯り工房管理人です。

2回目の更新は、
私がキャンドルに出逢った経緯と
現在に至るまでの出来事について、
記録をしていきます📝

よろしければ、
覗いていただけますと嬉しいです🌷


居場所を求めて…。

2022年秋。
私は、趣味を探し求めていた。

理由はひとつ。
「確固たる自分はこれだ!」という自信と、
何かがうまく行かなかったとしても、
"でも自分はこれがあるから大丈夫"
というお守りが欲しかった。


2022年の春に社会人として上京した私は、
とにかく毎日が精一杯だった。

今も昔も不器用だったから、
仕事に慣れるまでかなり時間がかかった。

当時の私は「これが社会人…」と
毎日涙を流し、唇を噛み締め、
なんとか耐え忍んでいた。

上手くいかない日々が続き、
私はこの場所で本当にやっていけるのか、
正直1年後も同じ場所で働いている自分の姿が想像できなかった。

とはいえ、大きなスキルもない私は、
ずっと心の奥底で、
「何者かになりたい」という気持ちが
沸々と湧いていたとともに、
「たとえ、この会社で上手くやれなくても、
自分にはこれがあるから大丈夫」と
そう思えるような、
自信だったり、お守りがほしかった。

秋頃になると、
だんだんと仕事にも慣れてきて、
人間関係も構築されはじめ、
毎日必死ではあるけれども、
ほんの少しだけ、気持ちに余裕ができた。

そしてその頃、
何らかの趣味探しのために
まずは1日体験型のワークショップへ
いってみるか!!!と思い立ち、
出逢ったのが、キャンドルだった。



蝋との出逢いは突然に

正直、数あるワークショップの中から、
なぜ「キャンドルづくり体験」を選んだのかは
覚えていない。

ただ、昔から何か1つのものを作る事に没頭したりする時間が、そして可愛いものが好きだった。

そんなこんなで、
人生ではじめて作ったキャンドルが
こちら。



ボタニカルキャンドル。

好きな花材を選んで型の中へ詰めて、
先生に溶かしていただいたワックス(蝋)を
中へ注ぐ体験だった。

花材を選ぶ瞬間も、
ワックスを注ぐ瞬間も、
ずっとわくわくが止まらなかった。

この日の出来事で、
今でもよく覚えていることがある。

帰り道、一緒にキャンドルづくりへ
着いてきてくれた盟友と寄った喫茶店で、

「私、まだジャンルは決めていないけど、
アロマ系の資格とか、こういう何らかの作品がつくれるような資格をとりたい!」

と宣言した。

"何らかの資格"という形で宣言したものの、
実際は既にこの時点で、
キャンドルづくりの魅力に惹かれていて、
心のどこかで決まっていたような気がする。

そして帰宅後、
キャンドルはどのようにしたら作れるのか、
独学で習得は可能なのか、
JCA(日本キャンドル協会)と、KCCA(韓国クラフトキャンドル協会)があること、
資格取得にはどれくらいお金がかかるのか、
とにかく情報集めをした。



独学の日々(JCA編)

なんとなく、
「日本のキャンドル」と「韓国のキャンドル」がある事は判った。

また、資格を取るには
JCAの場合11万円程度、
KCCAの場合20万円程度必要となる事も判った。

しかしながら、当時新卒1年目。
貯金もなく、金銭面を考えると、
まずはある程度独学で頑張ってみるか…
の結論に至った。

そこで、キャンドルづくりに必要な道具を一式揃えたうえで、「ベッキーキャンドル」さんの
キャンドルノートなるものを購入した。

こちらのキャンドルノートでは、
初心者もひとりでキャンドル製作を始められる
基礎知識・レシピ等々が記載されている。

内容もとてもわかりやすくて、熟読。
※おそらく内容は、JCAのキャンドルレシピがメインだった(うろ覚え)

ちなみに、自力でつくった
はじめてのキャンドルがこちら⬇︎

↑桃のイメージでした


とはいえ、
私はそんなに器用なタイプではなく、
また実際に作ってみると、うまくいかない事が多々発生。

逆も然りで、うまく作れたとき、
何が勝因となっているのか
どうしても判らなかった。

上記の経緯で、
こうなったら、一度ちゃんとした場所で学んで、あわせて資格も取ってしまおう!
と決意が固まり、教室へ行くための資金貯めが始まったのだった。




春。蝋の学び。

季節は春になった。
信じられないくらい毎日仕事が終わらない冬を超え、雪解けの季節を迎えた。

無事に教室に通うための資金も貯まり、
私はJCA(日本キャンドル協会)の資格が取得可能な教室への申込みをした。

この頃から、将来的には
自分で作ったキャンドルを
ネット上で販売してみたい、
という気持ちが芽生えてきた。

キャンドルづくりは全くの初心者であるものの、ネット販売については、本業の業務内容と似通った部分があるため、何らかの形で普段やってきた事を活かしてみたかった。

8割が辛い仕事の中に、
ほんのたまに、2割の楽しい時期がやってくる。

その2割の「達成感」を感じ始めた頃でもあり、ほんの少し、ネットを通して商品を届ける事に魅力を感じていた。
(※今でも基本は8割の辛いです)

もう一つ、仕事がどうしても辛い時、
「これは将来の自分のための修行だ」
と思えたら、なんだか頑張れそうな気がした。

そんなこんなで、JCA資格の第一歩である
「キャンドルクラフトコース(初級)」の受講がはじまった。

遅ばせながら、
JCA(日本キャンドル協会)の資格取得は、
下記のレッスンの受講が必要だ。

※当方が通っていた教室の場合です
※もしかしたら、教室さんにより多少異なる部分がある可能性がございます。


①キャンドルクラフトコース(初級)
②キャンドルクラフトコース(中級)
③キャンドルクラフトコース(上級)
④キャンドルアーティストコース

上記の①〜③のクラフトコースの受講が完了すると、④のアーティストコースが受講できるようになる。

アーティストコースを受講し、
検定試験に合格すると、
晴れて「JCA認定キャンドルアーティスト資格認定証」が発行される。

当方が受講していた
キャンドルクラフトコース(初級)は
その名の通り、キャンドルづくりに必要な基礎的な知識・技法を学べる内容だった。

レッスンは毎回楽しくあっという間で、
何より、作品づくりに集中する時間が、
自分の中で大きなストレス解消となっていた。

また、これまで独学でやってきた
作業方法が実は間違っていたという事や、
知らずに身についていた謎の癖、
そして一番学びたかった
上手くいかない時の原因等、
座学含めしっかり学ぶことができた。

当時はかなりゆったりなペースで
キャンドルづくりを行なっていたので、
レッスンは月1回×5コマ、
気づけば季節は夏になっていた。


夏。心のままに。

春に受講をはじめた
キャンドルクラフトコースも、
初級コースとしては最終回となる第5回目。
ロールケーキキャンドルづくりを迎えた。


ところで私は、昔から
「ホイッぷる」や「デコ」などの言葉を聞くと、わくわくが止まらなくなる。

このキャンドルを作った時も、
心は永遠7歳の私の脳内では、
歓喜のファンファーレが鳴り響き、
気づけば踊り狂っていた。
(もちろん心の中で)

しかしながら、
このロールケーキが後々、
自身のキャンドルづくりの方向性を考える機会となった節目であったような気がする。

初級コースの受講を終えた私は、
中級コース、上級コースへ進み、
JCA資格をとるつもりでいた。

ただ少しだけ、
いったん一区切りがついたので、
これまで学んだ技法の復習期間として、
2ヶ月ほどひとりで作る事にした。

グラデーションキャンドルも、
毎回安定して綺麗に作れるようになったら、
自分の中の合格点として、
中級コースの申し込みをしようと考えていた。

そんな時、ロールケーキキャンドルの
1番上に乗せた「いちご」の型について、
レッスン時に先生から、
「SHEIN」という通販サイトから購入が可能であるとの、話をした事を思い出した。

心の7歳児が踊り狂った
ロールケーキキャンドル、
ぜひもう一度作ってみたい…。
なんなら今度はチョコレート味に
アレンジしてみたい…。

再び心のわくわくが止まらなくなった私は、
すぐにSHEINのアプリをダウンロード、
お目当てのいちごの型を見つけた。

ついでだったので、
SHEINで販売されている
その他のキャンドル型も物色。

クッキー型にケーキ型、チーズ型、
非常に魅力的な型が沢山だった。

そうだ、どうせならこの機会だし、
いちご型の他にも
気になったものを購入してみるか、

そしてせっかくのお休み期間だから、
大豆が原料のソイワックスで、
さらに香り付きにしちゃおう。

再び踊り出す心の7歳児、
速攻でお支払い手続きまで完了させ、
数日後、初めてのSHEINでの購入品が
届くのだった。



きっかけと方向転換。


SHEINでの購入品が届いた。

今までポリ製モールド(透明の円筒の型)と、
パラフィンワックス(石油由来の蝋)での
キャンドルづくりがメインだった私にとって、
新しい試みだった。

さっそく購入したチーズ型の中に、
溶かしたソイワックスを注ぎ込む。

注ぎ込んだワックスが
固まった事を確認して、型から外すと、
なんとびっくり!
あっという間によくお店で見る
韓国キャンドルの出来上がりだ。


初めの韓国キャンドル



型に入れるだけで綺麗なチーズ型。
もっともっと作りたい欲が芽生えた私は、
その後も気持ちのままに、
新しいキャンドルをつくった。


こちらは、JCAクラフトコースで学んだ
技法でつくった復習&応用キャンドル


気づけば、季節は秋を迎えた。
約2ヶ月のお休みの予定だった
JCAクラフトコースだが、
私はまだ申し込めずにいた。

この頃だ。
自身のキャンドル進路に迷いが生じ始めたのは。

ほんの気分転換のつもりで
つくりはじめた、韓国キャンドルが
楽しくなりすぎてしまった。

誤解のないように記載すると、
私は本当にJCAのキャンドルが大好きだ。

パラフィンワックスの透明感も、
美しいグラデーションも、
全部全部大好きだ。

だから、どちらも本気で学ぶのならば、
JCA、KCCA、
両方のレッスンを受け、
両方の資格をとるのが一番良いと思う。

しかしながら、現在の自分には
どちらも受講できるほどの金銭的な余裕がなかった。

であればどうするのか。

現在受講にかかった費用は
初級コース分の4万円のみ。

方向性を変えるのであれば、今しかない。

悩みに悩んで悩んで、
私は今は、KCCAを受講することに決めた。



独学の日々。(KCCA編)

再び独学の日々が始まった。

そしてKCCA資格取得までの貯金が始まる。
今度はJCAの時よりも高額だ。

今回の"独学の日々"は、
文字通りの独学だった。

これまで学んだ技法が基本とはなるものの、
今回はキャンドルノートのような教本はなく、
また、上手につくれるコツなどは、
やはり情報資産なので、
ネット上にもなかなか載っておらず、
試行錯誤の日々。

先ほど、「ワックスを注ぎ込み、固まったら型から外して完成」と記載したが、
それはあくまで綺麗な型が取れるという意味のみ。

実際、今でも毎回感じるが、
ソイワックスはとにかく繊細で、
扱いが難しい。

温度管理はもちろん、
その他諸々気をつけるべきポイントが
沢山ある。

そのため、試行錯誤しつつも
しっかりとした知識0で作った作品は、
アロマオイルを入れると、
表面に白いムラができたり、
完成して取り出すと割れが発生したり…
等なかなか上手くいかなかった。

ちなみに、季節は秋口。
これまで自身のSNSで交流があったのは、
JCAのキャンドルを作っている作家様が割合として多かったが、少しずつ韓国キャンドルを作っている作家様との交流も増えてきた。

この時期、私はキャンドルづくりの練習に加え、貯金が溜まった後、KCCA資格を取得するための教室探しをしていた。

同じKCCA取得が取れるものの、
教室さんにより、学べるカリキュラムが少しずつ異なっていたり、またそれぞれの強みや特色があり、どこを学舎とするか悩んでいた。

そんな時期に、Instagramで仲良くしていただいていたフォロワー様から、「キャンドルファシネイト」さんの情報を教えていただいた。

実はファシネイトさんは、
どこを学舎とするかネット検索をしまくっていた際に、「ここも素敵だな」と感じ、学舎候補の1つとして、ピックアップさせていただいていた教室さんだった。

ファシネイトさんの強みは、
なんといっても【座学】に特化している点。

実際のワックスを見ながら
ご説明させていただきます。
ワックスと添加剤の種類、温度管理、染料と顔料、芯と座金、モールド、香料の違いや特徴を理解すれば美しいキャンドルをつくることができます。

ソイワックスにありがちなフロスティングやウェットスポットといったトラブルも、どうしてそうなるのかご説明いたします。トラブルを最小限に抑える裏ワザもあります。

※引用:キャンドルファシネイト様ホームページより


まさしく!!!
自身が独学時期に強く感じていた
「上手くいかない原因はなぜか」
「どうしたら綺麗に作れるのか」
について、座学でみっちり学ぶ事ができる!!!

そしてなんといっても、
フォロワー様のおすすめ…!

良さそうだし気になるけど
まずは雰囲気がわからないので、
1dayの体験レッスンを受講することなった。

……と体験レッスンのお話の前に、
この時期つくっていたキャンドル作品を
つらつらと載せていきます。






破壊の王降臨。


いきなり衝撃的なタイトルですみません。

※一応体験レッスンでの話が始まります

1dayの体験レッスンでは、
「ミルキージェムストーンキャンドル」
づくりを選んだ。

なんとこちらのメニューでは、
レシピも体験時にいただけるので、
お家に帰ってからも作れるようになるというありがた体験である。

少し緊張しながら
指定された教室へお伺いすると
先生にお出迎えされ、
いざレッスンが始まった。

教室には、
先生がこれまで作られた作品が
ずらりと並び、もう既にこの時点で
ゆめかわの世界に浸れた。

作り方の詳しい工程の記載はいたしかねるのですが、こちらの体験、その名の通り「キャンドルで出来た可愛い石」をつくるメニューとなっている。

そして、この石をつくる過程で
キャンドルで出来た塊を鉱員のように
割り砕く作業があるのだが。
ここで私やらかしまくる。

なんかいい感じな石になるように
いい感じな力加減で割れば良いのだが…
なぜか粉々に砕きまくる😂

なぜ、、、、???

先生も今まであまり粉々にしてきた人は
いないとびっくり。

だがしかし
意図せず破壊は私の日常。

中学生の時、
「技術」の科目で使用していた機械の、
まあまあ太めの針?を折る。

もちろん「家庭科」の授業で使用の
ミシンの針も折る。

そして近年では、
これまた「陶芸体験」で
作成中の作品が、気付かぬうちに破壊の一途を辿り、先生から「これは…手遅れですね」と静かに告げられる。

これまでの人生の中での
前科が多すぎる故、
今回の破壊も驚きはしなかった。

なんとか先生のお力添えもあり、
無事に石として残った子たちに
仕上げの作業をして完成。

か、かわいい〜〜〜〜〜

美しい色合いは
まるで天の川のよう、、、

そして何よりも、
すべて「破壊」とならずでよかった〜〜〜



楽しい時間はあっという間。

色々あった1dayレッスンだが、
この短い数時間だけでも判ったことは…

先生は熱意を持って、
あたたかく、そしてめちゃくちゃ丁寧に教えてくださいます!!!!!!

レッスン中、
いずれはKCCAも取得したい旨の話をしたところ、KCCAレッスンについて詳しく教えていただけただけでなく、教室に展示されている作品を出して、「これが〇〇で〜」と丁寧に解説してくださった。

そしてここ!!!非常に重要!!!
先生めっっっちゃ話しやすい!!!!!!


色々決め手はあったものの、
最終的な決定打はここでした。

KCCA受講となると、
長時間×数日のコマで通うことになる。

となると、個人的には
ここは外せないポイント。

※ちなみに、これまで教えていただいたキャンドルの先生、全員優しい方々でした😂あたたかい世界…

こうして、先生に
まずは目標金額まで貯金を頑張り、
通える状況になり次第、
あらためてご連絡させていただく旨をお伝えし、1dayレッスンは終了した。




涙にむす。冬。


季節は冬を迎えた。
KCCA受講にかかる金額分の貯蓄をするため、
私は会社員の仕事に注力していた。

しかしこの頃、
私はもう1ヶ月も連続で
蝋に触れられていなかった。

理由は本業の繁忙期。
毎日頑張って頑張ってタスクをこなすが、
9時に始まった業務が終了するのが、
21時〜23時という日々が続いた。

終了しているというよりは、
ギリギリ目処をつけ、
明日に回せる事は明日に回し、
なんとか終了させている状況だった。

業務終了後、
少しでも元気をつけるために
コンビニのご飯をかきこみ、
お風呂に浸かり、明日のために眠った。

しかし、ずっと気が張っていた事もあり、
仕事の夢を見て、ぐったりした状態で朝を迎えた。

涙が出るのであれば、
流してすっきりさせたい気持ちであったが、
この時、人間は本当に気が張り詰めている時、
涙が出なくなるのだと判った。

肉体的な疲労、
精神的な疲労が重なり、
もう1ヶ月も蝋に触れていないことに気づいた時、焦りの気持ちが芽生えた。

キャンドルは冬場がメインの時期なのに、
そんな冬に制作が出来ない自分は何なんだろう、キャンドル作家としては失格なのでは???1年後、3年後、5年後、どうなっているんだろう。

ただキャンドルと同様に、
本業のメインの時期も冬。
そして今の自分は、会社員として月に決まったお給料をいただいている立場。

であれば、本業が落ち着くまでは、
まずは本業と自身の心身の健康を保つ事に注力しようと思った。


時間が流れ、本業が落ち着き
蝋に触れられたのは1月の後半だった。 

約2ヶ月ぶりのキャンドル作りだった。




あらたな試練


晴れて本業が落ち着き、
また貯金もできたため、
これからいよいよ本格的に
キャンドルに注力しようと思っていたところであった。

自身にとって、
大きな2つの問題が発生した。


1点目は、諸々の都合上
こちらのnoteに記載できないため
割愛させていただくが、自身にとって大きな不安ごとであった。現在も問題は解決していないが、今できる事を進めつつ、毎日過ごしている。


2点目は、手術が必要な病気が発覚した。

病名は「卵巣嚢腫」。

事の発端は、
別件で病院に行ったタイミングで、
「卵巣の腫れが5センチ程大きくなっている」
と指摘された事だった。

なんてことだ、、、。

正常な卵巣は約2〜3センチ。

実は前々から少し大きいと
指摘された事はあったのだが、
様子見で時間を置いたら戻っていた…
というのがしばしば。

ちなみに5センチ以上になると、
卵巣が捻れる茎捻転というものが
起こるリスクが発生するらしい。

この卵巣茎捻転とやらが、
それはもうめちゃくちゃ痛く
救急車案件で、最悪の場合壊死してしまう事もあるので、緊急手術になるとの事。

そして個人的に最も不安だったのが、
卵巣は実際に手術で取り出し生検に出すまで
良性か悪性かの確定診断ができないという事。

エコーやMRIにより
約9割の精度で、術前に良性か悪性かの
予測がつけられるとの事だが、
私は残りの1割の可能性をどうしても考えてしまうタイプの人間なので、本当に不安だった。

今回手術等の詳しい話は
割愛させていただきますが、
何をするにも心の片隅で、
「もしかしたら」の可能性を考えてしまった時期であった。

とはいえ、ずっと落ち込んでいても
時間が過ぎるだけなので、
キャンドル作りに意識的に打ち込んだり
日プ2を見るなどして、
できるかぎり病気の事は考えないようにする時間をつくった。

そんなこんなで、
血液検査をしたりMRIを撮ったりなどした結果、やはり手術はした方がいいものの、すごく急ぎではないため、3月〜4月くらいに大きな病院に行ってくださいとの話になった。

まさかの予想だにしない大出費に震えたものの、ここまで歯を食いしばりながら、冬の大繁忙期の仕事に耐え貯金が貯まった。

キャンドル教室に通うのは
このまま先延ばしにしたくないという
自身の気持ちを優先し、諸々同時並行しつつ
KCCA受講の申込みを行った。




蝋の学び。アゲイン。

3月に入り、ファシネイトさんでの
KCCAレッスンが始まった。

今回私が受講した
KCCAアロマキャンドルコースでは、
基本カリキュラム27種類+2種類の追加作品+ボーナスレッスン4種類を学び、
KCCA(韓国キャンドルクラフト協会)の認定指導講師の資格を取得することができる。

ファシネイトさんの
KCCA認定指導講師資格講座
〜アロマキャンドルコース〜
の詳細はこちらよりご確認いただけます↓


体験レッスン時の部分で記載させていただきましたが、あらためて、ファシネイトさんの1番の強みは座学に力を入れられている点だ。

まずは2時間ほどみっちり、
キャンドル材料に関する知識から
温度に関する知識など、
キャンドル作りにおいて欠かせない
基礎知識を学ぶことができる。

そしてレッスン中、先生により
学んだ事のクイズを出していただけるので、
インプット+アウトプットで
しっかり覚えられるのだ。

レッスンプランは、
7時間前後 × ~5日間目安。

今回管理人は、4月に卵巣嚢腫の手術と入院があったので少し長めの期間となったが、
3月〜6月の期間で受講した。

4月の手術は無事に終わり、
生検の結果、良性の漿液性嚢腫である事が判った。

ここで管理人が
KCCAレッスンで作成した作品を
一挙に公開させていただく。





宝物を抱えて。

蝋との出逢いから約1年半。
いくつかの方向転換を経て、
私は今日もキャンドルを作る。

自分には何もないと
自信が持てなかったあの日の自分へ、
もう大丈夫だよと、
今なら伝えられる気がする。

そして学生時代、周囲の友人が
それぞれ夢に向かって努力を重ねる中、
将来のなりたい姿が見えず、
ただ引かれたレールに沿って
なんとなく生きてきた私にも、
大人になってから、宝物のような夢ができた。

いつかの未来、今の自分に対して
「あの時頑張って良かったな」と
思えるように、
まだまだ未熟者ではございますが、
蝋を通して繋がったご縁を大切にしながら、
日々精進を続けます。


最後に下記にて、
今夏より始動予定のキャンドルショップ、
「花灯りの日々。 ~candle ~」
について改めて紹介させていただき、
「蝋との出逢いは突然に。」の記録を締めさせていただけますと幸いです。

長旅の記録となりましたが、
ここまでお付き合いいただきまして、
ありがとうございました。

今後とも、
「花灯りの日々。~candle ~」を
よろしくお願い申し上げます。


     2024.6.11
     花灯りの日々。 ~candle ~管理人



花灯りの日々。~candle ~


【Prologue🕊】

ひっそりとした森を進んだ先に
見つけた小さな工房。

工房の中からは、
ふんわり甘い香りが漂います。

周囲を見渡すと、
「灯りのケーキ屋さん」
「灯りのパン工房」の看板が目に入りました。

この場所の人々の生活は
灯りとともに有り、
時間がゆったりと流れるのです。

ふと風に乗って漂う
石鹸の香りを感じました。

香りの場所を辿ると
どこまでも続く青空と、
ぷかぷか浮かぶ灯りの雲を見つけました。

灯りに物語を。

森の奥にひっそり佇む花灯り工房、
今夏開店いたします。

※夏季は気温が上がり
キャンドルが溶けてしまう可能性があるため、
ディフューザーと融点の高いジェルキャンドルのみ販売予定です☁️



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