また町田ゼルビアが炎上しているようだ

最近はJリーグのニュースをあまり頻繁に見ているわけではないが、町田ゼルビアに関してまたもやネット上でえらく炎上しているようだ。


事の発端は町田ゼルビアが広島戦でロングスロー用のボールを拭くためのタオルを準備したが、それを広島側が使えなくしてしまい、それに対して試合後に監督が「反スポーツ行為に値すると思う。ロングスローは守備の対応力で阻止するべき。正々堂々とやってほしい」と発言したことによるものらしい。

実際はロングスローそのものに関してとやかく言っている人はおらず、タオルの使い方を含めて時間稼ぎをしたり、サッカーファンにとって不快と感じるようなことや、よくよくルールを見るとルール違反ではないかと考えられることを町田ゼルビア側していたようである。

どうやらこの監督とクラブは自分たちが何をしているかということを全く理解していないようだ。そうでなければこのような発言は出ない。どの口が「正々堂々」という言葉を言うのか。まるでここ最近ニュースになっている元兵庫県知事のような思考回路の持ち主のようである。

そもそもの問題として、町田ゼルビアが批判されることの多くは、ルールに書いていないことなら何をしても問題ないという解釈にある。これは東京都知事選のポスター問題と同じである。

普通、日本で教育を受け、日本で何年も生活していれば、ルールに書いていなくてもやってはいけないことは何かというのはわかる。

当たり前のことだからわざわざルールには記載しない。

だが、残念なことにそういったことが欠けたまま大人になり、ルールに書いてないから問題ないと判断し、しかもそれによって結果を得てしまうようなことがある。

それによって自分が正しいと勘違いしてしまい、他者にそれらが批判されるとまるで被害者のように喚き散らす。

SNSなどの炎上商法もそのひとつだろう。
海外のサッカーで言えばレアルマドリードのヴィニシウスがそういうことをしている。

片や、そういったことを擁護するような人たちもいる。

勝ちにこだわってグレーゾーンをついた戦略がスゴイということらしい。
しかし、それは勘違いも甚だしく、あまりに安易と言わざるを得ない。

なぜなら、普通の人たちはそういったプレーもルール上はできるということはわかっているからである。

わかっているがやらない。

それが非紳士的であり、スポーツマンシップからかけ離れており、自分らは得するかもしれないが、相手に不必要な損失を与えることをわかっているからである。


サッカーでも一昔前に問題になったことで、プレー中に相手選手がケガをしたときにボールを外に出すが、プレーを再開するときに相手選手がボールを返さず、そのまま自分たちのボールでプレーを続けるようなことがあった。

町田ゼルビアのプレーの多くはこれの延長線上のものだろう。


海外ではどうだかわからないが、少なくとも日本では何でもかんでもルール化しなければわからないというのは、小学生くらいからやり直す必要があるのではないだろうか。

これはサッカーがどうとかではなく、人としてどうなのかという問題だと思う。

ただ、いろいろな記事やコメントを読んでいくと、町田ゼルビアの選手やサポーターはどちらかと言うと監督とクラブの被害者であるように見える。

JリーグやJFAは早急にこの問題の対策を行うべきだろう。

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