もし、町田ゼルビアが優勝するなら、Jリーグの人気は落ちたほうがいい
天皇杯での筑波大学戦以降、町田ゼルビアについてはいろいろと記事を読んだりしているが、正直ヤバイと思っている。
Jリーグは世間に与える影響が大きい。
Jリーグは多くの子供たちも見ている。
その子供たちに与える影響も大きい。
中学・高校の部活ではフェアプレーと正々堂々戦うことを宣誓する。
もし、町田ゼルビアがしているようなラフプレー、ダーティープレー、審判を試したり、欺くようなプレー、ファールしたあとのニヤニヤとした表情、人を見下したようにしながらボールを要求したりすること(これ全部、筑波大学との天皇杯1試合での出来事)などを子供たちが真似するようになったらどうするのか。
プロなんだからルールの範囲内であるならばそれくらい問題ないという人がいるかもしれない(当然、賛成できない)。
しかし、この「ルールの範囲内なら・・・」という思考をそのままでいるとどうなるか。
ルールの範囲内ということは、そこに記載されていないことであれば何をしても問題ないという解釈ができてしまう。
百歩譲ってスポーツではそれでもいいとしよう(個人的には完全にアウト)。
しかし、それがスポーツ以外の場面でも行われたらどうなるか。
例えば、あおり運転。今でこそ規制されているが、それまでは規制がなかったのでやってもよいという解釈ができた(普通に考えたら規制がなくてももちろんアウト)。
SNSの誹謗中傷。
これは現在進行形で問題になっている。
審判を欺くようなプレーというのは、バレなければ問題ないという思考。
これは犯罪者と同じ心理。
飲酒運転する人もこれと同じ。そして事故を起こす。
こういうのは枚挙にいとまがない。
それだけいわゆるグレーゾーンがたくさんある。
その結果、まじめに生きている人間ばかりが損をするようになっていて、その度合いが日々大きくなっている。
今、日本はただでさえ治安が悪化している。
悪影響の大きいものは規制されているものの、すべてを規制することは難しい。
町田ゼルビアの堅守速攻を批判するつもりはないし、ロングスローも個人的には容認派である。多少のインテンシティの高いプレーも個人的には好きではないが、海外のリーグでも普通にある。
しかし、最初に挙げたようなプレーは容認できない。
海外では普通にあるという人もいるかもしれないが、海外にあるから日本でも問題ないというのは安易である。海外の治安を考えると、そういうことひとつひとが影響しているのだろう。
さらに、メディアも町田ゼルビアも筑波大学を悪に仕立てようとしてるかのような発言や記事さえ見られる。負傷者4人のうちに明らかに筑波大学側に問題があったのは1人くらい(当然、故意ではない)。しかも、4人のうちの1人は筑波大学の選手は全く関係なく、むしろ町田側の監督の責任。
その影響で筑波大学の選手たちは誹謗中傷されている。そして、監督の「町田ゼルビアというのは決して悪ではないし、われわれが正義で・・・」という発言。
町田の選手の発言もちらほら聞かれるようになったが、町田側の選手だけに、監督の顔色を窺っているのか本音かどうかまでは判断できないが、自分たちのプレーを擁護するような的外れな発言ばかりになっている。
正直、今の町田ゼルビアのプレースタイルや監督の発言が続くようであるならば、スポンサーやJリーグ、JFAも何らかの対処をすべきと考える。
JリーグのManagementにはこう書かれている。
Jリーグ事業の根源であるプロサッカーリーグの運営は、試合実施時におけるJリーグ安全理念を前提に、安心で快適な、世界に誇れる観戦環境を目指して、日々活動をしています。また、スポーツの根幹となるフェアプレーを重視しながら高い競技水準を保ち、プロスポーツの価値向上を図っています。
JFAの理念には次のように書かれている。
サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。
明らかに、今の町田ゼルビアのプレースタイルと監督の発言はこの理念に反すると考えられる。
少なくとも、子供たちに悪影響を及ぼすのはスポーツとは言えない。
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