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「ありがとう」の強さと温かさ

今、オーストラリアで接客業をしている。

お店に来るのはほぼローカルの人たちばかりで “Hi! How are you?”から始まる挨拶を皮切りに声をかけたり、お客さんから質問されたことに受け答えしたり、商品の説明やお薦めをしたり、時には世間話を楽しんだり。当たり前だけど全て英語。

渡豪した当初よりも格段に英語喋れるようになったな、とは思うもののまだまだ自分の英語力は未熟だと感じる日々。

それでも自分の英語力に自信が持てない分、誠意を込めて、お客さんに寄り添った丁寧な接客をしようと心がけてる。

今日、あるご年配の女性の方が1人で来店して、「これから家族でディナーなんだけど孫にプレゼントを買って行ってあげたいの」と言ってくれたので商品の内容を説明したり、「これはどう?」と色々と商品をおすすめしたりした。

しばらくお話ししてから「とても親切にしてくれてありがとう!これならきっと喜んでくれる」と優しい笑顔で言ってくれた。

シンプルだけど、その言葉にすごく心が温かくなった。素直にそのお客さんが喜んでくれたのが嬉しかったし、何より「自分の接客間違ってなかったかも」と少し自信を持てた。


オーストラリアで接客をしていて、自分では「もっとうまく説明したかったな〜」とか「こういう言い回しすればよかったかもな」など、毎秒毎分反省をする日々。

でも、お店にやってくるお客さんは本当にどの人たちも優しくて穏やかな人たちばかりで、私の拙い語彙力での説明や会話でもすごくニコニコして最後には必ず気持ちいいくらいの明るさで「ありがとう!」と言ってくれる。

感情表現が豊かな国民性だからか、些細なことでも “you’re the best!”と嬉しそうに言ってくれたり、これでもかというくらいありったけの感謝の気持ちを伝えてくれたりする。
それがすごく嬉しくて幸せな気持ちになる。

この仕事を始める前は「外国で、しかも英語で接客なんて…」と思っていたこともあったけど、案外やってみるとなんでもできてしまうんだな。

まだまだ勉強の毎日だけど、小さなことでも大きなありがとうを伝えてくれる彼らのために明日からも私はまた自分が良いと思える接客で頑張っていこうと思う。

まだまだやるぞ〜!がんばれ私〜!

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