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京都へ行こう❣【192】

今回は、地蔵信仰・壬生狂言・新選組で有名な『壬生寺』に行って来ました。『壬生寺』は、御所の裏鬼門(南西)を守っている寺院です。

ゴールデンウィークに上演される『壬生狂言』に合わせて、本堂や庭園などが公開される特別拝観に行って来ました。

表門(正門)

5月1日撮影

嵐電『四条大宮駅』下車、徒歩約10分で到着。

撫牛

くっきりと5本の定規筋と呼ばれる白い水平線が引かれています。これは門跡寺院の証。
 格式の高さによって本数が変わり、5本線が
最高格式です。

一夜天神堂

ご利益は、学業上達

『一夜天神』の名は、天神・菅原道真が流罪になった時にこの地を訪れ、一夜を明かした事に由来しています。

中院

十一面観音菩薩像と、歯薬師如来三尊像が安置されています。

阿弥陀堂

堂内は撮影不可

この隣に『壬生寺歴史資料室』があり、その奥に『壬生塚(新選組隊士墓所)』があります。
note仲間のリンクさんに突っ込まれるのを覚悟の上で、『壬生塚』はスルーしました💦
『壬生塚(有料)』には、新選組局長・近藤勇の胸像があります。

弁天堂

ご利益は、子孫繁栄 ・金運上昇

水掛地蔵堂

水を掛けて祈ると、一つの願いが叶うと信じられています。

本堂

本堂前が特別拝観の受付になっています。
拝観料は800円。

本堂の見どころは、友禅画家のあだち幸さんが4年の歳月をかけて完成させた『本堂の障壁画と襖絵』です。堂内は撮影禁止なので、画像をお借りしました。

本堂内陣

※ホームページより

この写真は明るくて広く見えますが、実際にはもっと暗く、狭く感じました。パノラマ撮影に洗脳されすぎました(笑)
狭いと感じましたが、ご本尊を取り囲む障壁画と襖絵は、高さが2.7m、全長は30mあります。
現世から極楽浄土へと連なる『命の永遠性』
『平等』『平和への願い』を表現しています。

天井画

※パンフレットより

天井画は、壬生狂言に使用された衣装の柄から採用。全て『向かい鳳凰の丸紋』です。

ご本尊 延命地蔵菩薩【重要文化財】

※ホームページより

襖絵『地獄変』

生まれ生まれ生まれ
死に死に死に死んで
※どちらもパンフレットより

本堂入口にある襖絵は、強烈なインパクトが
ある『地獄変』。現世が描かれています。
実際に自分の目で見て感じるって大事ですね。

障壁画

南側は暖色

伝統的な手描き友禅染めの手法に、独自の技法が用いられた『障壁画』は色鮮やかな色彩。
言葉では伝え得ないものを図像で表現された
大作を、間近で見られることに感動(*´艸`*)♡

北側は寒色
※どちらもホームページより

こちらでは係の方が説明をされる時間帯が決まっていて、運良く聞くことが出来ました。

『列仙図屏風』長谷川等伯筆

※ホームページより

本堂の奥にある『文化財展観室』には、長谷川等伯の作品が展示されていました。

新選組の活躍を描いた屏風

※Twitterより

京都を拠点に活動している『だるま商店』さんは、二人組のグラフィックアートユニット。
独自な世界観は、自由な筆使いとCGによる極彩色のグラデーションの組み合わせによるもの。

『だるま商店』さんの名前にすかさず反応!
『随心院』にあるピンク色の襖絵『極彩色梅匂小町絵図』もこの二人組の作品です。

       壬生寺庭園          【京都市指定・登録文化財】

小さな庭園がありました。
築山斜面の枯滝石組は、大きめの『チャート』と呼ばれる非常に硬い岩石で組まれています。

手水鉢にはねずみの置物

千体仏塔の小さめバージョンかな?

寺務所

こちらで『御朱印』の受付をされています。

鐘楼

千体仏塔

ミャンマーのパゴダのように、円錐形に安置
されています。

南門

いかがでしたか?
思いがけず『だるま商店』さんの屏風があり、
テンションが上がりました♡⤴︎⤴︎

7月7日から8月27日まで、本堂と壬生塚の特別公開をはじめ、新選組局長の近藤勇が着用したと伝わる甲冑が展示公開されています。

本堂は通常非公開なので、特別公開される時や『万灯供養会』『壬生狂言』『節分』など、
イベント時に行かれる事をおすすめします。

毎年8月に行われる『万灯供養会』
※公式Facebookより
春と秋に開催される壬生狂言
※ホームページより

最後までお読み下さりありがとうございます❣

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