瑠璃雲雀(創作ユニット)

相見美緒、荒谷知櫂による創作ユニット。同人誌『雲雀』では小説を、同人誌『桜草』では俳句…

瑠璃雲雀(創作ユニット)

相見美緒、荒谷知櫂による創作ユニット。同人誌『雲雀』では小説を、同人誌『桜草』では俳句・短歌・詩を発表します✨ 大学生から始める出版活動!!高校生からの付き合いがある2人のストーリーをお楽しみください。

記事一覧

古本屋に行って松本清張の研究本を手に入れました!!
やったね。一冊定価900円ぐらいの本が110円で入手できたのは懐に優しい!!
一般的な本屋だと並べられない本なので、見つけられて良かったです。

【レビュー】「マンガでわかる! かならず伝わる説明の技術」で、人間関係もうまくいく?

「マンガでわかる! かならず伝わる説明の技術」は、プレゼンだけではなく人間関係にも役に立つビジネス本だと感じました。 また、読書することが苦手な方にもおすすめで…

大人になって家庭科の知識は輝く

はじめに久しぶりに投稿するので、肩慣らしに執筆します。お見苦しかったら申し訳ありません。 好きなものは長く使いたい初めて、好きなワンピースを買ったんです。ずっと…

【短歌・俳句】それでも朝は来るから【手紙日記】

作:相見美緒 短歌俳句【未来への手紙】卒業目前の私から卒業目前の私から、未来の私へ。 大学四年間では大変なことがたくさんありました。コロナもあったし、個人的に色…

【エッセイ】文字が頭に入らない。だからオーディオブックを聴いた。

作:相見美緒 文字が頭に入らない。文章を目が滑り抜けて、バッタのように視線がジャンプしていく。頭もうまく回らない。ずっと頭に靄がかかっているようだ。それに最近、…

【俳句・手紙日記】未来の私へ、私はもがきながら前へ進んでいます

作:相見美緒 正月の俳句・初日の出遠い未来の自分見る ・数の子の願いはごめん他人事 ・開け放つ窓から入る初日の出 未来の私へー手紙日記ー私は元気か。今の私は正直…

雲雀日記「今年の振り返り」

作:荒谷知櫂  今年もたくさんお世話になり、ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

詩「生命座流星群」「除夜と吾子」

「生命座流星群」 光の槍が降って来る 夜の向うから降って来た 明日から過去にやって来た 彼はそれを受け止めて 今日から昨日へ贈るのだ ありがとう 頑張ろう まだいける …

大学生創作ユニット、作品集1・2号ほぼ完成へ

相見美緒です。 ここらへんで創作ユニット瑠璃雲雀の記録をまとめます。 結論から言うと、2号の作品はもう完成している状態です。 歌集・詩集の「桜草」も小説集「雲雀」…

最強にクールな人間

作:荒谷知櫂  幼いころの僕は、いわゆる「格好つけ」だった。何も特別なことをひとつもしていないのに何でもできちゃう人だと思われたい、なんていうとてつもなく高い理…

24卒大学生、大学生活を振り返る~コロナ禍大学生入学式編~

前回のあらすじ 前回、私の高校生の卒業式はコロナ禍に行われたと話した。無論、参加者全員マスク参加。その異様な光景は今も覚えている。まあ、二度とは見たくない。 当…

24卒大学生、大学生活を振り返る~高校卒業篇~

ぎりぎり卒業できた高校生高校生、2020年3月頃、私達24卒の民は高校の卒業式を迎えた。その頃はもう、コロナが猛威をかなり揮っていた。 「今日の朝、教育委員会から卒業…

ネガティブな「最近の若者は~」のピースにはまりたい

作:相見美緒 ネガティブな世の中の「最近の若者は~」論争にはまりたい自分がいる。それは、自分の矮小な悩みが自分一人だけのものではなく、世の中で問題視されるほどの…

【日記】漢詩をネイティブの中国語で聞いてみるといいよ~「春眠暁を覚えず」~

作:相見美緒 今日は短いです。 漢詩をより楽しむために、YouTube等で中国語で読み上げる音声を聞いてみたい、いやむしろ自分で読み上げたいと思っています。 学…

【短歌】夢

作:荒谷知櫂

【俳句・手紙日記】誰もいないリビングで飲む麦茶は苦い

作:相見美緒 俳句 ・単語帳クローバー挟み栞とす ・いたずらに過ぎる時間と秋の風 ・手鏡のくすんだ桃のような顔 ・待ちぼうけキュウリは腐り溶けていた 手紙日記 …

古本屋に行って松本清張の研究本を手に入れました!! やったね。一冊定価900円ぐらいの本が110円で入手できたのは懐に優しい!! 一般的な本屋だと並べられない本なので、見つけられて良かったです。

【レビュー】「マンガでわかる! かならず伝わる説明の技術」で、人間関係もうまくいく?

「マンガでわかる! かならず伝わる説明の技術」は、プレゼンだけではなく人間関係にも役に立つビジネス本だと感じました。 また、読書することが苦手な方にもおすすめです。 こんな方におすすめ!プレゼンスキルを磨きたい 上司や同僚との人間関係に悩んでいる 会話するのが苦手・自信がない 話が長くなりがち メールを書いても冗長で読みにくい 新卒・学生向けか? おすすめポイントマンガ形式で楽しく学べる どのように生かせばいいか、具体的なケースをマンガで知ることができる 文

大人になって家庭科の知識は輝く

はじめに久しぶりに投稿するので、肩慣らしに執筆します。お見苦しかったら申し訳ありません。 好きなものは長く使いたい初めて、好きなワンピースを買ったんです。ずっと大切にしようと思って、きちんと手洗いしました。気分が落ち込んでつらくて胸が塞がりそうなときも、そのワンピースを着ました。それぐらい、そのワンピースは私にとって気分を上げてくれる重要なアイテムでした。 ですが、ある時、洗濯機に入れて洗濯をした後に、服の糸がほつれてしまう事件が起きてしまいました。それまではちゃんと手洗

【短歌・俳句】それでも朝は来るから【手紙日記】

作:相見美緒 短歌俳句【未来への手紙】卒業目前の私から卒業目前の私から、未来の私へ。 大学四年間では大変なことがたくさんありました。コロナもあったし、個人的に色んなトラブルが降りかかって死ぬほどたくさん悩むこともたくさんありました。でも、死ぬほどたくさん悩みながらも前に進むことだけは諦めなかったのは素敵だと思います。 ホントは、他の人みたいに健やかで丈夫な身体を持って生まれて来たかったです。小さい頃は、おみくじで何気なく読み流していた「健康運」の欄も、今ではいの一番に確認

【エッセイ】文字が頭に入らない。だからオーディオブックを聴いた。

作:相見美緒 文字が頭に入らない。文章を目が滑り抜けて、バッタのように視線がジャンプしていく。頭もうまく回らない。ずっと頭に靄がかかっているようだ。それに最近、人と会話していると内容がとっちらかってお互いに頭にはてなが浮ぶ現象が多発してしまっている。その度に、相手が上手く話が運ぶように気を遣ってくれて、私は自分が無能だということを認めざるを得ない。 文字が頭に入らないということは、文系学生にとって死を意味する。これでどうやって本を読み、論文を書くというのか。存在の否定であ

【俳句・手紙日記】未来の私へ、私はもがきながら前へ進んでいます

作:相見美緒 正月の俳句・初日の出遠い未来の自分見る ・数の子の願いはごめん他人事 ・開け放つ窓から入る初日の出 未来の私へー手紙日記ー私は元気か。今の私は正直元気じゃない。将来が視えなくて苦しくてたまらない。やらねばならない仕事や授業と向き合って、毎日がしんどい。冬休みでさえ、休みではないのだ。卒論発表会が私を待っている。失敗するかもしれない可能性を孕んで。 なあ、私は2023年の下半期で理解したんだ。嫌だけど向き合わないといけない事。好きなものでも精神的にずたず

雲雀日記「今年の振り返り」

作:荒谷知櫂  今年もたくさんお世話になり、ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

詩「生命座流星群」「除夜と吾子」

「生命座流星群」 光の槍が降って来る 夜の向うから降って来た 明日から過去にやって来た 彼はそれを受け止めて 今日から昨日へ贈るのだ ありがとう 頑張ろう まだいける 言葉が光の槍になって 遠い昨日へ飛び立った 「除夜と吾子」 遠い夜に消えていく除夜の鐘を聴く 雪は汚い私に降ってきて 白くなろうと私に寄り添う 凍える私は払い退け 黒い自分に嫌悪する 私の手を握っていた吾子は飛び出して 降る雪の中を走りゆく 白く白く走りゆく

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大学生創作ユニット、作品集1・2号ほぼ完成へ

相見美緒です。 ここらへんで創作ユニット瑠璃雲雀の記録をまとめます。 結論から言うと、2号の作品はもう完成している状態です。 歌集・詩集の「桜草」も小説集「雲雀」もばっちり!!! めちゃめちゃ大変だった。夏休みはズームで集まって創作合宿していっきに3作ぐらい完成させたのを覚えています。 2号はもうあとがきくらいですかね。表紙も校訂もレイアウトも大体完成。よかったよかった。 1号はもう完成しているので、あとはもう出すだけです。 2号もほぼ出せる状態だから、出版はもう2号

最強にクールな人間

作:荒谷知櫂  幼いころの僕は、いわゆる「格好つけ」だった。何も特別なことをひとつもしていないのに何でもできちゃう人だと思われたい、なんていうとてつもなく高い理想を持っていた。  しかし、生憎僕は不器用で、苦手なことがたくさんあった。 ▷▷▷ 国語:こんな少ない文章で登場人物の感情なんて本当にわかるのか? 家庭科:不器用なのでちまちました作業が苦手。 体育:棒を掴んで逆さに回るってなんだ。ボールと仲良くできない。 音楽:音程が取れていないということはわかる。 ◁

24卒大学生、大学生活を振り返る~コロナ禍大学生入学式編~

前回のあらすじ 前回、私の高校生の卒業式はコロナ禍に行われたと話した。無論、参加者全員マスク参加。その異様な光景は今も覚えている。まあ、二度とは見たくない。 当時、私含めてクラスメートの大勢は謎のウイルス騒ぎはすぐに鳴りを潜めると思っていたのだが……。 期待の入学式無かった。繰り返す。無かった。 だから、私は今でもネタにする。 「私たちは厳密に言うとまだ入学してないからね」 入学式なんて、つまらない行事だと今まで思っていた。それでも私は2020年の4月に心が囚われてい

24卒大学生、大学生活を振り返る~高校卒業篇~

ぎりぎり卒業できた高校生高校生、2020年3月頃、私達24卒の民は高校の卒業式を迎えた。その頃はもう、コロナが猛威をかなり揮っていた。 「今日の朝、教育委員会から卒業式を取りやめるように言われたらしいぜ」 そんなクラスメートの声が聞こえた。本当かどうかは分からない。それでもかまわん。私達には関係なかった。もう始まることは決まっていたのだし、コロナごときが私たちの苦しくも青く美しい幕引きを邪魔することはできないのだ。 そう思って、卒業式に参列した。 「おい、みんなマスクし

ネガティブな「最近の若者は~」のピースにはまりたい

作:相見美緒 ネガティブな世の中の「最近の若者は~」論争にはまりたい自分がいる。それは、自分の矮小な悩みが自分一人だけのものではなく、世の中で問題視されるほどのたわいのない悩みだと思いたいからだ。 「最近の若者は~」で括られると、それはかなり壮大な主語でいかにもマジョリティであり普遍的な問題のように思える。それが私は良いのだ。それならば、私は一人ではない。マイノリティではないのだ。マイノリティは下手をすると問題視すらされない。そもそも問題が認識されにくいからだ。 あとは

【日記】漢詩をネイティブの中国語で聞いてみるといいよ~「春眠暁を覚えず」~

作:相見美緒 今日は短いです。 漢詩をより楽しむために、YouTube等で中国語で読み上げる音声を聞いてみたい、いやむしろ自分で読み上げたいと思っています。 学校教育で習う漢詩は技法や韻の踏み方を教えてもらえますが、都合上、日本語の読み上げ方しか教えられません。 漢詩の授業を受けていて、「おやっ?」と思いませんでしたか? そう、現地で作られた漢詩は、当然中国詩人が中国語で作り上げたものです。昔、漢詩は音楽やリズムに乗って作られたという歴史があり、リズムも重視されていま

【短歌】夢

作:荒谷知櫂

【俳句・手紙日記】誰もいないリビングで飲む麦茶は苦い

作:相見美緒 俳句 ・単語帳クローバー挟み栞とす ・いたずらに過ぎる時間と秋の風 ・手鏡のくすんだ桃のような顔 ・待ちぼうけキュウリは腐り溶けていた 手紙日記 未来の私へ将来が真っ暗で仕方がない。それでも前に進むしかない。頑張るみんながすごすぎる。 いずれ無くなる命だから、頑張る意味を見出せない。あと何年、自分は人間のフリを続ければ良いのだろうか。 自分を騙し続けられる人が、長生きできるんだろうか。私は、未だに生きていて良かったと心から思えた瞬間が無い。 未来の私