新NISAを始める前に絶対知っておくべき投資の基本の"き" 第二回
全8回のシリーズでお届けします。
今回は第二回
NISAについて詳しく勉強しましょう!
目次
・何で今、投資が必要?
・NISAってそもそも何?
・投資のゴール設定
・資産形成で大切なこと
・NISAのデメリット
・投資のリスクとリターン
・NISAの出口戦略
・新NISAの つみたて枠と成長枠 とは?
NISAってそもそも何?
私は2018年から積み立てNISAを活用しています。その頃に比べ、こんなにも騒がれていてちょっと驚いています。メディアも NISA!NISA!NISA!X(旧ツイッタ)でも#NISAがトレンド入り、2024年は投資元年になったと言うことですね!
本題のNISAとは?
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入した、これらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり儲かった分に税金がかからなくなる制度です。
投資で利益が出ると一律20%(現在は20.315%)税金が、徴収されますが、それが免除されます。例えば、株の譲渡益(売却)で100万円利益が出ても、20万円は税金が取られます。免除額が金額ではないので、利益の大きい投資で、活用した方が節税効果が高いシステムです。
旧NISA→新NISAへの制度改定がすごい
旧NISAを知っている人からしたら今回の新NISAは非常に使いやすく、規模も大きくなっています。
旧NISAからの変化点
投資枠の拡大
最大1800万円(年間360万円)積み立て枠と一般枠が併用可、この金額、なんかピンと来ますよね!老後に2000万円不足とか、政府が発表してましたよね。NISA枠を老後までに満タンにすることが一つの目安になりそうです。投資先の運用利回り次第ではその1800万円は、2倍以上になんてことも夢では無い制度です。積みたて枠と成長枠(旧一般NISA)が併用になり、投資先の幅が格段に増えました。
期間が無制限にNISAの恒久化
これが一番ありがたい変更です。実は旧NISAでは出口戦略が悩ましく。いつNISAを辞めて売却をするのが良いのか、期限で縛られていたわけです。この制度変更で、死ぬまでNISAを活用できるので、含み益も自分のライフステージのタイミングを見て、最大化して売却することが可能です。
売却すると非課税枠が復活
これも、ありがたい変更ポイントです。1800万円分の金融商品を購入して、枠が満タンになっても、利益確定して売却した分は枠が復活します。例えは、短期で収益が出るような金融商品なら、360万円×5年=1800万円後に360万円売却 購入を繰り返す事が可能。色々なパターンのNISA活用ができるようになります。
以上が新旧比較と新NISAの概要です。さらにもう少し、NISAで選べる商品について説明します。
積み立てNISAで購入できる金融商品は
金融庁がスクーリング 厳選されている
積み立てNISA枠で購入できる商品は、長期の積立・分散投資に適した投資信託で、明確な基準を設けて金融庁が厳選しています。
例えば公募株式投資信託の場合、以下の要件をすべて満たすもの
・販売手数料はゼロ(ノーロード)
→毎月積み立てるので重要な手数料
・信託報酬は一定水準以下
(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定
→これも毎月かかるので、安いものを選ぶのが大切
・顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した、信託報酬の概算金額を通知すること
・信託契約期間が無期限または20年以上であること
・分配頻度が毎月でないこと
→長期の複利効果を得るために分配金が出ないで再投資される方が運用がらくちんです
・ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと
投資を始めるうえでの障害である、何を買ったらよいのかわからないに対して、積み立て枠に合った、長期運用に適したものを選んでくれています。初心者にはありがたいですね。でも、200種類以上から選べるので、選んだ商品によって運用益は大きく変わります。何を選ぶかは、次回以降に勉強しましょう。
前回に記事に書いた、所得倍増計画!それを実現するために国民の皆さんに用意したNISA制度をしっかり勉強して、活用していきましょう。
次回に向けてHOMEWORKです。
宿題。この記事を最後まで読んでくださった皆さん。
新NISAを活用して本当に投資をする必要があると思いますか?NISAは色々なインフレに対する手段の一つです。是非、ご自身でしっかり考え、納得してから制度を活用くださいね。
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