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幸せって刹那なんだろ

フィルムカメラを買った。

フィルムカメラといっても、数万もするたいそうなものではなく、一万円以内で買える写ルンですの延長線上のようなものを買った。

以前、友達とディズニーランドに行った際に写ルンですを買って持って行った。
友達のここぞという楽しそうな刹那的な瞬きを切り取って保存したかった。
カメラそのものにそういった意味合いや機能はあると思うが、フィルムカメラの方がいっそうその感覚を味わせた。その場ですぐに確認できない分、たくさん撮れない分、「この素晴らしい世界の一瞬」をたった今生きている。そう思えた気がした。

写ルンですディズニー


幸せってなんだろうっていつも考えてしまうけど、結論幸せは刹那的なものだと思う。喜びや、嬉しいことっていうのはいつだって苦しみに比べて短く感じる。
だから、自らその瞬きを保存したらいい。

小さな鳥


そして、フィルムカメラを手にした僕は、驚くべきことに幸福刹那センサーを手にした気になった。
この小さな鳥がとまったことでさえ、素晴らしい世界の断片だと思えた。
思えたんじゃなくて、本当はきっとそうなんだと思う。


川のきらきら


目玉焼きトースト


雨の海



幸せも不幸も刹那的なものの集まりなんだろうけど、不幸の方がずっとやっかいで、まとわりついて、飲み込もうとしてくる。だから、それに対抗する幸せを育てたい。「クソ、幸せになってやる」って思うのをやめて、自分で幸せを育てたい。

まずは、目の前の世界の一瞬から、幸せを育ててみようと思う。

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