本と人に出会える月額制オンライン書店Chaptersをやってみた
「今ガイアの夜明けやってる!見て!」
友達からの1通のLINE。テレ東の番組ガイアの夜明けにチャンネルを合わせると、Chaptersという名前のオンライン書店サービスの特集をやっていた。
「火花読書好きやから、面白そうと思って!」
読書好きの独り身の僕のためにLINEして教えてくれたみたいだ。
Chaptersは、
まだ見ぬ本・気の合う誰かとの
素敵な出会いをお届けする
月額制オンライン書店です。
Chaptersには3つのChapterを進めていくことになる。
Chapter1
-本を選ぶ-
月替りで並ぶ4冊の文庫本。
タイトルも著者も隠された本の中から、
あなたの直感だけを頼りに1冊選び
読書をお楽しみください。
毎月4冊の文庫本が運営によって決められ、その中から僕らが本を選ぶ。
僕は読書は好きだが、好きな本は好きなだけだ。9月の本の中で唯一短編集である4番目の一冊を選んだ。この際、タイトルは伏せられており、本の情報が少し書いてあるだけだ。
本を選んで1週間くらい経つと、本が届いた。
めちゃくちゃブックカバーがお洒落。そして本と一緒に紅茶のギフトも届いた。
こんな感じで本が届いたらテンションあがるな!そんな気持ちで本を読み始めた。
だが、しかし、届いた本は僕に全く合っていなかった。というより難しい。
届いたのはO・ヘンリーの短編集だった。翻訳された文章の独特な言い回しや、カタカナの登場人物ばかり、古典ということもあって難しかった。
うーん、完全なるチョイスミス、、、
Chapter2
-同じ本を読んだ人とオンラインで出会う-
同じ本を読んだ誰かと、毎週開催される
オンラインイベント・アペロで繋がれます。
本に応じたトークテーマが用意されるので
初対面が苦手な方も安心。
各人で日程を決めて、読んだ本が同じ人とオンラインでお話ができるイベントだ。さっそく日程を決めてアペロに参加した。運営がランダムで3人選び、僕の他に2人が参加する予定だった。
来てくれたのは1人だった。これは結構こわい。ドタキャンによって誰も来ない可能性もあるということだ。これだと出会い目的に比重をかけてる人は怒る可能性がある。きっとこういう事例はたくさんあるだろう。僕はまあそうだろうと悟りを開いていたので平常心だった。
その代わり1人の方と20分間話した。アペロの時間は20分と決められている。人見知りの方にも大丈夫なように、質問が流れてくるので、お互いに質問を聞き合ったりできるし、本の内容について語り合うこともできる。
面白いのはだんだんと顔が見えていくことだ。最初は何も見えない画面から、次は下半分の画面、最後は全面といった具合に。
これは少しどきどきと共に、お互い期待値が上がってしまうのではないかと不安になった。僕はマッチングアプリのような期待のさせ合いが嫌いなので、できるだけ、そういう思いはしたくない。
割と淡々と1人の方とお話できた。申し訳なかったのは余り本を読めずに望んだことだ。もう少し読みやすい本なら話が盛り上がったかもしれないが、短い20分間だけじゃお互いの印象しか分からない。
しかし、不思議なもので、人間は20分間で人を判断しがちになる。
Chapter3
-連絡先を交換する-
アペロ後、相手ともっと
話をしてみたいと感じたら。
連絡先を交換して、
新しい人間関係をはじめてみましょう。
僕は人をすぐに判断するのが嫌いだ。そしてすぐに判断されるのはもっと嫌いだった。連絡先を教える方向で進めた。相手が教えてくれるのかは分からない。今のところ教えてくれないみたいだ。
こうして僕の初Chapters体験は終わった。
僕はマッチングアプリで失恋を繰り返してから、マッチングアプリはしないと心に誓った。今回のChaptersはそれほど、出会い要素は多くない。というより、そもそも出会いというものはそういうもののような気がする。選ぶように出会うと僕らに待ち受けているのはそれは素敵な出会いでない気がする。出会ってから関係を始めるべきだ。
僕がChapterをやってみて思ったのは、代表である森本さんを含む運営が、本と人との出会いにすごく繊細に、優しく、こだわって向き合ってるように感じた。お洒落なブックカバーやギフト。人見知りでも話しやすいようなアペロ。顔が最初見えないのは、緊張しやすい人が話せるためだろう。きっと素敵な人なんだろうと思った。
どっちかっていうと、Chaptersのサービス的なことをやりたいと思ってしまった。人が楽しく出会えるシステム。出会いっていうのは考えれば考えるほど深いかもしれない。
Chaptersは月額制でもう3ヶ月分は払っているので、あと2ヶ月は楽しみたいと思う。
よき本と人に出会えたらラッキーだな。そう、いいものに出会えることはすごく幸運なことだ。今出会えてるものにも感謝しつつ、新たな出会いにワクワクしたい。
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