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憂鬱な夜

 群青色の空に星が瞬く

毎日空を見上げているのに一向に分からない星座

一番高い星を見つけてゆっくり空を足下までなぞる

いつもの帰り路を逸れる汚れた白スニーカー

見知らぬ公園の腐りかけのブランコに腰を下ろす

世界と社会と人とさよならして名もなきメロディを歌う

奏でた音は僕だけを優しく肯定する

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