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エシカルコンシェルジュ講座9 日本人のルーツがちょっとわかった文学的哲学的エシカル

9回目は、株式会社トビムシの竹本吉輝さんによる「森の時間と都市の暮らし」。


最初の、テーマからイメージしてたのは、ゆっくりした森時間の暮らし方を紹介するような講座かな?と思っていたけど

実際はとても文学的哲学的に森や共同体の話をしてくださいました。

やはりここでも、これまでの講師の方々の話とリンクする部分がたくさんあって、繋がった感動がありました。個人的に印象的だったのは以下2つ。


・自分ごと化

何か施策を講じる場合、実際に何をしたことで、自分の生活にどう影響があってどういう結果になるのかを検証しないと、何をしても同じ。自分の生活に落とし込んで自分ごと化しないと何も解決しない。

・日本人の共同体意識

=日本人は、歴史的に公共空間で外と関わる機会が少なかった。コミュニケーションが苦手なのは大前提。そして他人を信用しきれない傾向が強いことも研究結果によって明らかになっています。


これまで「なぜ日本人は自分ごと化ができないんだろう?」という疑問をずっと考えてきたので、ここの解説をしてくださったようですごくスッキリしました。

これ以外にも、

日本は今有史以来最も材積が多い状態。なのにほとんどを輸入しているから森が放置されている。とか

民主政治を行える共同体の限界人数を教えてもらったり、

森と都市、居住地の同期の話をしてもらったり。


本当に本当に、新しい発見がたくさんだし話に引き込まれました。


まず、「木をたくさん植えよう!」っていう取り組みも色んなところで見るけど、それしかやらないのではあまり意味がないのかな?とも思いました。

だって、今は歴史上一番多くの森林があるのに、まったく活用されていないという現実。。植えたあとの森林をきちんと整備したり、地産地消で活用している取り組みを知りたいと思います。

きちんと活用している団体をしっかり調べて応援することの大事さを、ここでも痛感しました。


森林保全、環境保全…せっかく気持ちがあるのだから、正しい知識を身につけて一番効果的な方法・足りてないところを応援していきたいな

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