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測量士の試験を受けました

今回は、タイトルにもある通り測量士の試験を受けた経緯などについてシェアしてきます。これから受けようと思っている方の参考にもなると思うので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

受験の経緯

さて、今回受けた測量士の試験、、実は2回目です。測量士の1つ下の資格に測量士補というものがあります。測量士補に関しては大卒で入社して3~4年後に取得したと思います。
その勢いで測量士を受けたわけではないですが、さらにその数年後に1度測量士の試験を受けました。測量士補の合格率は約30~40%なので比較的受かりやすいと言えます。測量士の合格率はこちら⇩

測量士試験対策WEBより

直近5年(コロナの影響もありますが)で10~15%です。結構難関ですよね。さすがに士補ほどサクッとはいかないだろうなと思いました。しかもいたって凡人の私は測量士補の試験も2度目に合格しました。

測量士の受験1回目は社長から「通信講座を受けさせてやる」というありがたい待遇を受けました。ありがたいのですがその金額約6万円、決して安い金額ではなかったのでそれなりのプレッシャーもありました。
測量士の試験は午前・午後と分かれていて、午前は5つの選択肢から選んでマークシートに記入する方式の試験です。いわゆるラッキーパンチで合格ラインを超えることが可能です。午後はより専門的で、マークシート方式ではなく記述形式です。
合格条件は午前-28問中(1問25点の700点満点)18問(450点)以上で合格
     午後-必須科目1題300点、選択1問200点×2=400点の計700点
午前で450点以上、午後との合計が910点以上で合格となります。午後の配点は明らかにされていません。なお、選択科目のどちらかで0点を取ってしまってもだめらしいです。
※補足情報ー午前の試験について、令和5年までは400点以上で合格でしたが、令和6年からは450点以上になったみたいです。

通信講座を受けはしましたが、自信はあまりなく不安いっぱいで受験しました。結果は不合格。不合格の場合は成績が載ったはがきが送られてきます。
午前は合格点に達していたものの、午後がもう一歩でした。なんとなく分かってはいたものの実際に結果を見ると悔しかったです。

そこから心が折れてしまって5,6年は受けなかったと思います。もう測量士はとらないかなぁとぼんやり考えていたのですが、去年の会社の忘年会で社長が「測量士の資格を取っとけ」とぼそり。。私の中ではモチベーションはなかったので渋っていたのですがさらに社長が「もしうちの会社がだめになった時でも資格があればどうにかなるから」と言ったのです。
測量士を取ると会社的にもメリットがあります。でも社長は自分の会社の利益のためというよりは私のこれからの人生を考えてくれていたのです。
物は言いようなのでしょうが少し感動しました。

そんなこともあり、久しぶりに受験しようという気持ちになりました。

勉強方法

久しぶりの受験だったので記憶もほとんどなくなっていました。あーそうだったと思うことが多かったです。
社長からはテキストを買っていいよと言われたのですが、また投資をしてもらって不甲斐ない結果になりたくなかったので、丁重にお断りをしました。
ですがその代わりに、過去問などを印刷したいので会社のプリンターを使わせてくださいとお願いしました。
初めて受験したときから時代は大きく変わり、YouTubeで解説動画を上げてくれている人がいたりと、テキストに頼る必要がないと思ったのです。もちろんネットだけでフルカバーは難しいので、テキストの良さはあります。

受験の願書を提出したのは1月。約5か月の猶予があります。
私の勉強過程を紹介します。https://www.kinomise.com/sokuryo/shi/index.html

まずは「測量士試験対策WEB」というサイトをメインに活用しました。
2~3月ーWEB〇×テストをひたすら繰り返す(正答率90%以上を目指す)
4月前半ー午前の試験の過去5年分を3周
  1回目ーとりあえず解いてみる→解説を見ながら理解を深める
  2回目ー分からなかったところを中心に解く(少し点数が上がる)
  3回目ー再び全問を解く
4月後半~5月ー午後の試験必須項目を過去5年分を3周
        選択問題①、②も同様に3周
午後の試験は記述式なので穴埋め問題などがあり暗記が必要。分からなかったところをメモにまとめて毎日寝る前に目を通して擦り込みました。

測量士の試験は計算問題が多く出題されます。正直私は数学が得意ではありません。簡単な比例計算や加減乗除の計算はできますが、行列・逆行列や微分・積分などはポカーンと言った感じです。試験は約7割取れれば合格できるので、分からないところを分かろうとするよりは、出来るところを確実に取ることの方が重要だと思います。
私の場合はこの問題が出たら捨てるというものを決めていました。

試験当日

試験地は私の住む宮崎では開催がなかったので、鹿児島に行きました。余談ですが私は鹿児島の大学に行っていました。事前に友人に連絡をして家に泊めてもらったり、試験会場までの送迎をしてくれたりと大変お世話になりました。
当日はジタバタしても意味がないと思い、自分でまとめたよく出題されるリストを見返す程度であとは緊張をほぐすために深呼吸をしたりしていました。

午前の試験は例年出るような問題もありましたが、なんじゃこりゃというような問題もあり不安の残る結果になりました。絶対落ちたというほどでもないし、絶対受かったと言えるほどでもない微妙なライン。。分からなかった問題はマークシート方式なので当たっている可能性もあります。ラッキーパンチを願います。

午後の試験、必須項目はほぼ満点に近いと言えるくらい取れました。選択問題は、上にも書いたこれが出たら捨てるという問題が出てしまいました(笑)
頭が真っ白にならないように華麗にスルーしました。
それ以外は結構できたと思います。初めて受験したときは午後の難しさに打ちひしがれましたが、今回は手応えがあったので勉強してよかったなと思えました。

合格発表は7月!

結論、何とも言えないところです。合格してたらラッキーくらいに思っておく方がよさそうです。解答速報を調べれば合格発表を待たずして合否が分かりますが、せっかくなのでそういう情報は入れずにおとなしく合格発表を待ちたいと思います。
最初に受験して落ちた時は、「もう嫌だ!!」と思って次があるとも思っていませんでした。でも今回は勉強をやり切った感もありましたし、分からない問題が分かるようになる喜びを感じることもできたので、今回ダメでもまた受ければいいやと思っています。

学び続けることの大切さ

今回久しぶりに気合を入れて勉強しましたが、やってよかったという感想しかありません。
日頃からビジネス書を読んだりはしていましたが、その習慣が今回活きたような気がしています。
私は昨日の自分より少しでも成長しているという感覚が好きです。
これからも、何事に対しても学びの姿勢を忘れずにいようと思います。
読んでいただいた方のお役に立てれば幸いです。

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