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みんな賢い

塾とか、受験とか。
私の周りに座る人はみんな賢い。気がする。

自分に自信がないからだろうか。自分が知らない、予測のできない行動一つだけで、その人がものすんごく賢い人に見えてしまう。

受験期はずっとそう思ってた。

講習だってそう。

自分が分からない内容だと、周りが全員賢く見える

それで何回も講習の帰り道泣いたことがある

なんで自分はこんなにできないんだろうって

けど、実際は同じテストをその場で受けてなんかいなくて、自分が他の人よりも劣っていたという証拠はない

ただの私の虚妄なのだ(きっと)

もしかしたら本当にめちゃくちゃ賢かったかもしれないし、実はめちゃくちゃ勉強が苦手だったかもしれない。

しかし、その知らない人を除いても私の友人はすごく優秀である

みんなみんな私の自慢だ。

彼ら、彼女らは優秀である(勉学にめちゃくちゃ優れている)ことはもちろん、優しくって、ユーモアがあって、ウィットに富んでいて人として私が心の底から尊敬している人たちだ

そんな人たちに囲まれて私は本当に幸せだ

私立の名門中高出身で、進学先は海外名門大、東大、国立医学部はざらにいる。ざらどころの話じゃない。ほとんどみんながそうなのだ。

私はその友人たちが心の底から大好きだ。失いたくない存在だ。

だけど、それが私を苦しめることもある

私はというと、とても優秀とは言えないの私大文系の学生。別にFランだといわれることがなくとも、ぱっとしない感じなのだ。おそらく一般的に見て。

所謂学歴コンプレックスである

彼ら彼女らのキレッキレな会話を聞いてて、話が振られて、うまく答えられなくて、

あーなんでいっつもこうなっちゃうんだろう

って。もちろん彼ら彼女らがとんでもない努力をしているのに対して私の努力が足りないのは重々承知だ。けどその時その瞬間ものすごく悲しくなる。努力できない自分に絶望して。

旧帝とまでは言わなくとも、せめて早慶にはいきたかったななんて。毎日のように思っている。それは、オンライン授業ばかりで登校しない日々のせいで大学内に友達といえるような人がいないからかもしれない。けどそれにしてもやっぱり学歴コンプレックスは私に付きまとう。

けどその一方でそれは私が生きている世界があまりにも狭いものだったからだと、今、大学生になって気づいた。

けど、それとともに、上には上がいるし、下には下がいる

世間はとんでもなく広いんだって思い知った

けど下がいることを知ったからって私は卑屈になることから抜け出せない。一度上を知ってしまったら、もうその卑屈の沼から抜け出せないのだ

他人と比較するなんて概念が存在しなければいいのに。そうすればもっと楽だっただろうに。

この苦しみから解き放たれるためには、これから自分の中の自分の価値を高めるしかない

「この世の不利益は全て当人の能力不足」

東京喰種のリゼの言葉だ。これが正しいかどうかは分からない。ただ、私にはこの言葉を戒める必要がありそうだ。(興味があったら見てみてください。究極の弱肉強食の世界線でのバトルです。シーズン②はともかく、シーズン①はとっても楽しく見れます)

周りがどうとかじゃなくて、まず自分が精一杯やった、頑張った、という成果がない限り、永遠にこの感情の負のループは脱せない。

全てが全て当人の能力不足ではない。私はこの世には運もあると思う。自己責任論だけでは片づけられない事柄であふれていると思う。

けど、自分の身に起きた事象にたいして、「環境のせいだ」とか言い訳するのは気持ちが良くない。だから、自分では「当人の能力不足」って戒めることも大事なんだと思う。

そして、この現実と向き合い、現実的に現状を改善するプランを立てなければならない。一歩一歩着実に歩める方法で。

他人と比較して卑下するのではなく、常に現実を受け入れ、「改善する」ことを念頭に置いて行動すべきなんだと思う

優秀な奴の謙遜ほど、むかつくものはないって言うけど、そういうことじゃなくて、自分の現状を誰よりも冷静に分析することこそが大切で、それは謙遜ではなく、あくまでも分析なのだ

だから当人の能力不足でもあるし、自分にこのことを戒めて努力し続けることが必要なんだと思う

努力し続けるって本当に大変だ
辛いし、先が見えなくてもガムシャラに頑張らなきゃいけない時だってある

けど、振り返って後悔がないように、今一瞬を大切にして生きなきゃいけない

レールから外れることは怖いけど、レールに囚われずに、自分が信じる方へ努力をして、自分の満足のいく結果を生み出したい
そうすれば、賢いとか、賢くないとか、そんなモノサシに囚われずに私は生きれるだろう

だから、私は自分の考えの幹を育てていきたい
軽率にならず、けどフットワークは軽めに
チャンスを逃さず、常に向上していきたい

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