見出し画像

マーケティングの必要性

こんにちは、Hi_Kickです。
本日はマーケティングの役割と必要性について。

前の職場(小売業)ではマーケティング戦略担当として働いていました。
誰に何をどうやって伝えるか、将来像と実現ステップを考える仕事です。
難しいですよね、正解もないし。

本日は、マーケティング戦略担当として働いていた時にふと思ったこと、マーケティングとは何か?必要か?どうあるべきか?この辺りを書いていきたいと思います。

マーケティングとは何か?

成果物としてはPOPや広告、最近ではSNSや会員プログラム等のユーザコミュニケーションを担当していたりする会社も多いのではないでしょうか?

アプローチとしてカスタマージャーニーやペルソナを用いて、仮想のお客様を設定して、彼ら彼女らに対する接点を検討していくと思います。

ざっくりと言ってしまえば、
・会社(ブランド)を好きになってもらう
・商品を買いたいと思ってもらう(来店・購買)
・上記の様な状態を継続してもらう

大きな意味では販売の一部であって、直接的な販売は「営業」、少し息の長い話が「マーケティング」という印象を持っています。

その意味で、マーケティングとは、
「まだ見ぬお客様とのバーチャルなコミュニケーション」
私個人としては、こう考えております。

マーケティングは必要か?

一部でYes、一部でNo。
全ての会社(事業)が等しく必要なものではないと考えます。

【必要な会社(事業)】
・新しい商品(会社、事業)
・お客様との接点をもっていない商品(会社、事業)
・新しい顧客層の取り込みが必要な商品(会社、事業)

【必ずしも必要とは言えない会社(事業)】
・お客様にとって既知の商品(会社、事業)
・お客様との接点を有する商品(会社、事業)
・新しい顧客層の取り込みを必要としない(会社、事業)

すごくシンプルに言ってしまえば、街の八百屋とお菓子メーカー。

■街の八百屋:住民に対し、みんなが知っている野菜を、店舗で売る。
 ⇒マーケティングより販売(品揃え、価格など)を強化すべき

■お菓子メーカー:全国民に対し、新しい味のチョコを発売。
 ⇒販路(スーパー等)を確保するためにも積極的なマーケティングが必要

あえて「競争環境」については触れませんでしたが、次の章で話したいと思います。

どうあるべきか?

先程の章ではマーケティングが絶対必要か否かについて話しました。
この章では企業としての投資的な観点も踏まえて話したいと思います。

よくあるマーケティングとして「競合との差別化」
似たような商品でシェアを取り合っている様なマーケットでの話。

画像1

「健全なマーケティング」では前章のマーケティングが必要な商品(会社、事業)に該当し、実施することで自分たちの市場規模が大きくなります。

一方で、「競争激化マーケティング」ではやってやられての繰り返し。携帯会社などでよく起こっている状態がまさにこれだと思います。
(ひどい時には自社でカニバリゼーションが起きていることもある)

マーケット(市場規模)が大きくなっていっている産業であればまだ良いですが、似た商品が沢山生み出されている状況を鑑みるとマーケット自体の成長も鈍化していることが予想されます。

この様な状況で、必ずしもマーケティングは必要でしょうか?

若干、セグメント戦略まで話が上ってしまいますが、そのお金で新規事業の投資に当てたり、チャネル開拓に使っても良いと思います。

要は、マーケティング単体で見ず販売戦略全体として見ることが必要
(マーケティングは販売の一部であることを忘れない)

予算が下りてきたからホイホイと使ってしまうとかなり勿体ないです。

前年比ベースでマーケティング予算を作成する会社も多いかと思いますが、翌期の販売戦略としてマーケティング活動が必要か、という視点で見ていくと余計なコストが発生せず、事業投資が行えるかなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?