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たった1年、されど1年。

春の陽気を感じることが多くなった。
庭の梅も咲いている。
そして始めに言っておこう、今日の記事は結構長い。笑



最近よく自分で「変化した」「変われた」という言葉を使うようになった。
客観的に見ても、自分でも、この1年で大きく変わったと思う。

ちょうど1年前の今日、ミスユニバースのための最初のレッスン日だった。
挑戦すると決めたのはもう少し前だったが、本格始動が始まったのは1年前だ。
長かったようであっという間に過ぎていった。

このnoteを書き始めたきっかけもミスユニバースに挑戦するための、表現力を養うためだった。
踊る以外の表現方法全般が苦手だった私。
自分自身を表現するためには「私自身」をよく知る必要があった。
しかし、私は「私自身」についてよく知らなかった。
知っているところがあったとしても、それをうまく言葉にすることができなかった。


ミスユニバースへの挑戦を通して、自分自身について考える機会がたくさんあった。
つまり、中高生の時にさんざん避けて通ってきた道を何が何でも通らなければならないということでもあった。
時には、この作業をすることで自分自身を好きでなくなってしまうこともあった。
そのため作業をするのが嫌だと感じることもあったが、その分収穫はとても大きかった。
今までで一番、答えを出すまでに、言葉にするまでに、たくさんの時間をかけて考えたし悩んだ。
そこで分かったことや気づいたことを記していこうと思う。



まず、なぜミスコンに挑戦するのかについて。

レッスンを重ねていくにつれて、少しずつ外見的にも内面的にもいい方向に変わっていく自分自身を見たり、変化していると感じたりするのが楽しくなっていった。
その変化の手段として、ミスコンへの挑戦を続けていた。
言ってしまえば、「どこまで私自身が変われるかチャレンジ」をミスコンでやっていた。
しかし、1年前の当初の目的は「ミスコンの大会に出ることを通して、変わる」だ。
いつの間にか「大会に出ること」よりも「私自身が変わること」を優先するようになっていた。
これではもともとの目標設定とズレている。
このことに気づいてから、これにこだわる必要が果たしてあるのだろうか、むしろこの状態のまま進んでいくのはよくないのではないかと考えるようになった。

だが、挑戦を通して得たものが私にとっては大きすぎて、はっきり「やめる」となかなか言いだせなかった。
というか、やめたくなかった。
それに私を応援してくれている人たちのことも考えると申し訳なかった。
それらよりも、一度始めたことを途中でやめるということを私自身のプライドが許さなかった。

気持ちを固めるのにもたくさん時間がかかった。
そのために考えていること、思っていることをすべて言語化して書きだした。
これらを見返したときに、やめるという決断をした。
得たもののほうが圧倒的に多かったから、何も後悔はなかった。
「私自身」を前よりよく知った私だからこそできた選択だったと今でも思っている。


そして、これから自分がどうしたいのかについて。

ティーンエイジャーのときには全くイメージがわかなかった自分の将来について、きちんと考えられるようになった。
自分自身と向き合えたことで、どんなことがやりたいのか、どんなことを仕事としてやりたいのかも明確に、言葉にできるようになった。
今までで一番、具体的に自分の将来について表せるようになった。
客観的に見たらまだ曖昧な部分も多いのかもしれないが、私自身としては非常に大きな成長だ。

そして、それに向けて新しい一歩を踏み出せるようにもなった。
誰かに背中を押されるのではなく、自分の力で。
きっと変化する前の私には考えられなかっただろう。



新しいことを始める、挑戦するということは、勇気がいることだ。
それを得意とする人もいるし、苦手とする人もいる。
私はどちらかと言えば後者ではあるが、前ほど苦手意識はなくなった。
見上げるほど高く高くそびえたっていた壁が、道具を使うなどして頑張ればよじ登れるくらいになった。
以前よりも知らない環境に飛び込むことを恐れなくなった。

1年前の私に声をかけるなら何て言おう。
「変わることを恐れるな、進め」だろうか。
「自分を信じろ」だろうか。
きっとどれも違う。
ただ見守りながら「それでいいと思うよ」と心の中でつぶやくだけだと思う。


たった1年であっても、自分自身を変えられることを知った。
いや、「変えることができる」というよりも「よりよい自分にできる」のほうが適切だろうか。
これから私はどこまで成長できるのだろう。
来年の今頃はどうなっているのだろう。
まだまだ私は変われる。
もっと上を目指せる。
だからこの良い流れは止めないでいこうと思う。



ではまた。
ごきげんよう。

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