旧メルヘンショップと作った、かもめのジョナサンのTシャツ(前編)
スケーターを見ていると、いつも、かもめのジョナサンみたいだなと思う。
エサを食べるためだけに飛ぶカモメとは違い、ジョナサンは、飛ぶために飛ぶ。飛ぶこと自体を追求していくカモメなのだ。
ジョナサンは、誰よりも速く飛べるのに、エサを独り占めしたりしない。それどころか、自分の飛行技術を誰かに伝えるべきだと気づき、さらに上の世界へ飛んでいく。
自分は、めちゃくちゃ現実を生きているから、ジョナサンみたいには飛べないだろう。でも、そのアティテュードは、胸に秘めていたいよなということで、かもめのジョナサンをコンセプトにTシャツを作ったから、海で撮影をしてきた。
Los Angeles ApparelのTシャツの裾にロゴを刺繍した。MADE IN USAの少しゴワゴワしたTシャツが夏に気持ちいい。ほとんど無地Tシャツの感覚で着られるし、シャツやスエットを重ね着したときでも、ロゴが見える。
ロゴは、富山のシルクスクリーン工房 旧メルヘンショップのAiraさんに描いてもらった。実は、ドローイング自体は、2年以上前に受け取っていたのだけど、僕がさぼっていたから、リリースが遅れてしまっていた。
Airaさんには、いくつかのコンセプトを伝えて自由に描いてもらった。もちろんコンセプトには、かもめのジョナサンも含まれていた。最初は、かもめが飛んだ軌跡のようなイメージだったけど、イラストレーター上で並べてみると、カモメが編隊飛行しているように見えた。コラボレーションの良いところは、こういう意外性だ。
Tシャツのコンセプトが、何度もトライするかもめのジョナサンだから、モデルのタッチャンには、海岸線を沢山プッシュしてもらった。
今回の裏テーマは、スケーターのマリンルック。オーバーサイズの着古したミリタリーパンツ、素足にスリッポンのスケートシューズで、定番のスケータースタイルでありながらも、海が似合うスタイリングに。
ロゴを描いてもらったAiraさんのアトリエにお邪魔した後編は、↓こちらで。
Model:Tatsushi
Photo:Yoshi
Styling&Text:HI5
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