『トマトスープにひまわりを添えて』
どうも皆さん、未完(みかん)です。
本日は気になるNEWSがあったので触れていきたい。
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2022年10月14日 英ロンドンのナショナル・ギャラリー(National Gallery)で、展示されていたビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)の「ひまわり(Sunflowers)」の絵に環境団体「ジャスト・ストップ・オイル」のメンバーがトマトスープが掛けれる騒動があった。
活動家の2人は続いて片手を壁に接着。1人は「どっちが価値がある? アートか命か?」と叫び、さらに「絵の保護と、地球と人々の保護と、どっちをより心配している?」と問い掛け。英政府に化石燃料に関する全ての新規
プロジェクトの停止を訴えるた。
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このような内容である。
はじめに、僕は『どんなに正当化できる主張を持っていても、他者への危害を加えた時点でライン越え』だと思う。
それをふまえて、今回の騒動に触れていきたい。
争点を考えていこう――。
・アートか命か?
・絵の保護か地球の保護か?
ここで挙げられる絵(アート)には、お金や資本主義社会の価値のあり方も勿論含まれている。
補足として「ひまわり」は8420万ドル(約124億円)の推定価値が付いている。
この金額を知ると、「一枚の絵にそんなに価値があるのか?」と疑問に思う人もいるはずだ。
資本主義社会の価値のあり方について語ると話がずれるので深くは触れない。しかし、今の社会では一枚の絵にこれだけの値が付くと理解してもらいたい。
ここで一度、整理していこう――。
上記の内容から以下の構図が成り立つと思う。
【地球・生命 or 芸術・お金】
この構図だと、地球・生命に支持が集まるのではないだろうか?
勿論、僕も「地球・生命」に一票投じる。
地球や人類や他の生命があるからこそ。芸術やお金に価値が生まれるからだ。
『結論が出ました! 地球・生命が大切です!』
これでは終われないのでw
【地球・生命 or 芸術・お金】の構図にもう1つ視点を増やしたいと思います。
それが『【芸術】に宿る【歴史】』です。
ビンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり」が、現在実存できているのは過去に多くの人の力添えがあったからですよね。
戦争や災害、人災も含めそれらから絵を守った人。
時間を超えるために劣化を防ぎ修復した人。
絵を鑑賞して絵の価値を高めた人たちも含まれるはず。
芸術作品の中に歴史を紡いだ人々の命を感じることができるのではないだろうか。
一般的な例えをだすと、形見などが分かりやすい。
母の形見や父の形見となると物に魂が宿っている気がするはずだ。
歴史や物に宿るの命を視点に加えたい。
この視点を増やすことで構図は次のように変わる。
【地球・生命 or 芸術・歴史(過去の人びとの命)・お金】
1つ視点が増えるだけで、また違った見方ができる。
今回の騒動を起こした活動家は、未来と現在の命にフォーカスしているが、命を大切に思うなら歴史を紡いだ過去の人々の命も忘れてはならない。
曲げられない信念や主義主張を持つことはすばらしい。
だが、信じるあまり視野を狭めてはいけない。
今回の騒動を僕はこのような視点で捉えました。
皆さんはどういった視点・感想を持ちましたか?
色々な視点で物事を捉える余裕があるといいですよね。
そして、この騒動で注目を浴びた「ひまわり」の値がまた上がるのでしょう。
どうやら世の中は皮肉で出来ているのかも知れませんね。
それでは本日はここまで、ありがとうございました。
※いつか「ひまわり」を見に行こう……未完(みかん)。
読んでいただいてありがとうございます。面白い作品を作ってお返ししていきたいと考えています。それまで応援していただけると嬉しいです。