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エッセイ畑出身の私が感じた、創作とエッセイの大きな違い


コルクラボマンガ専科6期生の小池ぬーみんです。
半年間取り組んできた、はじめての創作漫画32ページ、つい先日書き上げました〜!
早いもので講座も、最終講評を残すのみとなっています。講評でなんて言われるか…。ドキドキワクワクで夜しか寝れません!

創作漫画はTwitterにアップ次第、noteにまとめて投稿する予定です。


時間の余裕ができたので、マンガ専科での半年間の学びを通して得た知見を、いくつか記録として残しておきます。

一番大きく得たものとして「エッセイ」と「創作」は物語の組み立て方に大きな違いがあるということ。講座を通して

エッセイは自分の周りにあるものを見つめ、感じたことを紙に起すことで生き様を表現するもの
創作漫画は自分の内側にあるものを見つめ、立場や環境を変えて表現していくもの


だと感じました。
これは、第7回講座「キャラクターとは何か」の授業が自分にとって大きなキッカケになりました。


学んだことは「キャラクターとは主義である」ということ。
キャラクターを作るには、自分の心根にある部分を引っ張り出してこないといけない。
私はエッセイ漫画を描いてるから得意なはずなのに、うまくできなかったんです。
その時、体験で感じたことを描くエッセイは、引っ張り出してこなくても自然と現れるものだと気づきました。それはつまり、外側から自分を見つめているということ。

例えば、エッセイ作家のたかぎなおこさんは一人暮らしライフ〜子育てまで何十冊も出版されてますが、根本思想はずっと同じです。読者が感じるキャラクターは、おちゃめで、時に大胆で、可愛らしいたかぎさん。
きっと自分の性格を意識して描かれてないんじゃないかな。だからこそ自然に、日記のように漫画をかいている。

その点創作は大きく違いました。まず物語の核となるキャラクターを作るには自分の内側を見つめる必要があったんです。
自分の好きなもの、引っ掛かっているもの、性格、心動くもの…。

よく漫画家さんの中で、作品によって大きく作風が違う人がいるのは、きっと違う自分を表現したくなったからだと思います。

私はアイドルが好きで、将来こんなふうになりたいと思う活発なおばさんがいて、家族愛が描かれている物語に惹かれる…
その結果、56歳のおばさんがアイドルになる話を描こうと決めました。

エッセイは大きな経験をした時に描きたいけど、創作は自分が好きなものを表現したい時に描きたい。

とはいえエッセイも創作も、自分を知る必要があるのは同じなので、
これからもどんどん人と会話したり、物語に触れたり、日記をつけたりしていこうと思います。

ではまた更新します〜。


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