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【日記】年末はさみしい

急に寒くなったから、石油ストーブを買った。
「やっぱストーブがあるとあったかいね」なんて言いながら、夫とコタツに入ってお笑い番組を見ていたら、急に年末を感じてさみしくなってしまった。

お酒でも買いに行こうとコンビニに行く。なぜか急にレモンのお酒を飲みたくなったし、ストーブでぼーっとなった頭を冷やすためにも外に出たかった。

寒い。寒いけど、歩いて行ける距離にコンビニがあってよかった。
この寂しさを紛らわす方法が思いつかなかった。

歩きながら、実家で過ごした年末のことを思い出す。

大晦日は大体、母、兄、私の三人で過ごした。
父は自室にこもって、早々に寝ていた。
家族三人でお笑い番組を家族で見ながら鍋をつついたこと。
小さい頃はわくわくしていた年末も、いつのまにかただの休日でしか無くなっていて。
大人になると会話もそんなになくって。
面白くないテレビを見ながら、紛らわすようにお酒を飲んでいた。

私は実家を出て、結婚した。
今年の年末は、夫の仕事の都合で実家に帰れない。
いや、一人で帰ってもいいけど、大晦日に一人で家にいる夫のことを想像すると、できない。

ああ、年末って寂しいな。
年々寂しくなっていくなあ、なんでだろ。

なんてことを考えながら帰宅すると、夫が酒のおつまみを作ってくれた。夫はやさしい。

誕生日も、記念日も、クリスマスも、なにも特別なことはしないけど、年末は美味しいご飯いっぱい作って食べたいと思う。


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