”適正飲酒者≠アルコール依存症”は間違い

 アルコール依存症と聞くと、年がら年中酒を飲んれいるイメージがあると思う。節度を守って飲酒ができて、記憶をなくすほどは飲まないし、たとえ飲んでも次の日は、いつもの時間に起きて仕事をしている、そんな人は、自分のことをアルコール依存症だなんて思わないだろう。
 すごいね、すばらしいと思う。でも、だからと言ってアルコール依存症ではないとは言い切れない。
 自分は適正飲酒ができていると思っている人は、「今日から一生酒を飲まない」と約束できるかどうか考えてみてほしい。この約束を躊躇する人は、酒をやめることができないわけだから、アルコールに依存しているといえる。
 人間は空気と水と食料に依存している。だから人間はこれらが無ければ生きていけないからだ。人間はアルコールを摂取しなくても生きていける。アルコールを摂取することをやめられないのであれば、それはアルコール依存なのだ。
 先の約束に躊躇なく「yes」と言える人。飲まなくてもいいのであれば、飲まない方がいいのではないか?私はそちらのタイプの人の方が理解に苦しむよ。

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