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はやくおとなになりたいんだ!という曲から見える「ないものねだり」
皆さまは「ポケットにファンタジー」という曲をご存知ですか?
この曲は、1998年にリリースされた曲で、ポケットモンスター(通称:ポケモン)のエンディングで使われた曲で、子どもと大人が、それぞれ「早く大人になりたい」や「もう一度子どもに戻ってみたい」とかけ合うものです。
私と同じ「ポケモン世代」の方ならもしかすると知っているかもしれませんね。
(Spotify から引用)
当時幼稚園児だった私は、「大人買い」という言葉に象徴されるような、金銭的に自由に見える大人の世界に憧れた、まさに「早く大人になりたい」と思う子どもでした。
子どもにとって「大人の世界」は、全くの未知の領域なので、その世界を知りたかったという側面もあると思います。
しかし社会人になり、「大人の世界」を知った今となっては、純粋無垢でエネルギーと未来に満ち溢れた「もう一度子どもに戻ってみたい」と思うことも度々できました。
社会人としての今の生活は、自由もそこそこあって、子どもの頃に描いていた自由を享受しているという意味では、有難いことにとても充実した生活を送っていると思っています。
しかし、知らないことが多くても未来や探究心に満ち溢れていた子どもの頃に戻れないと考えると、どこか寂しい気がするのです。
この曲は、本当に良くできた歌詞だなと感心するとともに、自分の中にある「ないものねだり」が、垣間見える気がしました。
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