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イギリスが欧州におけるブロックチェーンの旗振り役になり得るか②

 ボリス・ジョンソン首相の退任によって、イギリスでは、新たな首相が誕生しようとしている。

※今回の記事は前回編と重なる内容も含まれております。

(前回記事)

 その最終候補として名高いのは、元財務長官のRishi 氏と開発担当国務長官のRiz 氏が名高い。

 実は、かつてどちらもブロックチェーンと仮想通貨にはポジティブな意見を表明しており、これらの意見が、政策に反映されるかが焦点となる。

 Rishi 氏は、イングランド銀行がCBDC(国主導のステーブルコイン)を発行するよう要求したり、仮想通貨を利用した金融改革を推し進めようとしていた経緯がある。

 それに対し、Riz 氏も、仮想通貨に対し規制をせずに受け入れる方針を述べていた。

(COIN TELEGRAPH から引用)

 イギリスにとって海を挟んだ反対側では、EU が主導して仮想通貨に対する規制を強めようとしている。
 フランスなどの主要国は、既に仮想通貨に対する規制を強めており、ポルトガルをはじめとした、いくつかの国は、未だに親仮想通貨的な政策を保持しているものの、EU に属する以上は、少なからず受けるものと思われる。

 そうなると、EUにぞくしていないイギリスは、少なくとも欧州の主要国の中では、最も仮想通貨にポジティブな政策を取ることになる可能性が高い。

 当然、仮想通貨にポジティブな政策を取ると、ブロックチェーン関連企業の起業や進出も促進されるだろう。

 つまり、今後の政策次第では、イギリスは欧州におけるブロックチェーン旗振り役になる可能性は十分にあると考えられる。

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