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ヨーロッパのソース原理ワークで得た”経営者としての確信”と、恐れの解放

こんにちは。RELATIONS代表の長谷川です。
2023年7月に2週間ほど、社員計4名でヨーロッパへ訪問をしていました。目的は2つ。ソース原理の源流に触れることと、進化型組織を実践する企業への訪問です。
 
元々はソース原理の提唱者であるピーター・カーニックから直接レクチャーを受けられる貴重な機会に、ぜひとも参加したいと思ったことがきっかけでした。自身のパーパスである「一人ひとりの本来もつ可能性がひらかれていく社会を」という願いを叶えるためにも、ソース原理の理解を深めることは大切な要素だと直感で感じていたためです。
 
旅を通じて数多くの学びがありましたが、そのなかでも私自身が大きく変容した瞬間のインパクトが非常に大きかったため、今回はそのことについて綴ってみたいと思います。 

マネーワークで受け取った「私はよそ者である」という言葉

私の心の変容のきっかけとなったのは、ベルリンで受けたマネーワークのセミナー中、講師のナーディアから「私はよそものである」という言葉をもらったときでした。

▼マネーワークの基本情報についてはこちらに詳しく書いています。

ナーディアがマネーワークのレクチャーを行い、その後1対1で「取り戻しワーク」というワークを行う流れで全体は進行していました。
(取り戻しワークとは、お金に対しての無意識の思考を明らかにしていくアプローチを取ります。具体的には、自分のお金に関しての信念や意味付けを口に出して、身体反応を細かく見ていく手法で、無意識のうちに信じていたことを明らかにしていくワークを行います。)

残念ながら、時間の関係で私の個人ワークにあまり時間を割くことはできなかったのですが、私のオリジンについてのストーリーを少しシェアした内容から、ナーディアは本質を見抜いたようでした。

講師のナーディア

ーーー私は生まれ育ちは日本ですが、韓国籍として生を受けました。祖父が韓国から第二次世界大戦のときに日本へ来て以来、ずっと日本で暮らしています。祖父母や両親の影響を受けて、「日本に居てはいけないのではないか?」とふと感じることもあり、居場所をつくるために人との関係性を重要視している気がする。というような内容をシェアしていました。ーーー

ワークの最後にご挨拶をしているときに、
「ヒロ、”私はよそ者である”と一度言葉にしてみて?」と言われました。疑心暗鬼になりながらも一度言葉に出したときに、なんとも言えない強烈な違和感は感じたものの、何かまだピンと来るような感じはありませんでした。

抱えていた恐れからの解放であふれた涙

その後ベルリンからスペイン、そしてスイスへと長距離の移動をしながら旅をつづけるなかで、私の頭のなかでは「よそ者って何だ?」という問いがぐるぐるとまわり始めました。

ーーー小さいころから祖父母に「韓国人だからという理由でいじめられてきた」という昔話を聞くことが多かった。出身地のテグという地域から、歩いて日本に入ってきた祖父母。とくに祖母からは、実母と離れ、日本に嫁いできたという当時の苦労話をよく聞かされていました。
また、私の母は、結婚後、儒教ならびに家父長制的な韓国文化に馴染むことに苦労したようで、母の自由が抑えつけられているように感じる姿を子供ながらに近くで見ていました。
自分はマイノリティであり、国籍・文化をはじめ、マジョリティと異なることをすると差別・区別されてしまうんだ。おそらく、祖父母や母の思い込みや偏った認知もあったかもしれませんが、幼少期に聞いた話が自分の中に徐々に内在化されていったのだと思います。そして、家族の原体験が、いつしか私のオリジンにもなっていたのです。ーーー

数日間、そのような家族の記憶も鮮明に思い出すなか、何度も問いを反芻し、内省を深めていきました。そして早朝にスイスの町をランニングしながら、湖から朝日がのぼる景色を見たとき、ふと涙が込み上げてきたのです。

過去を振り返ってきたことがオーバーラップし、まるで、おじいちゃんとおばあちゃんから「あなたは、あなただから」というメッセージが聞こえてきたような不思議な感覚になりました。すると不思議と「よそ者でも別にええやん!誰かに気をつかわなくてもええやん!」と、すっと心が落ち着いたんです。

心の奥底で抱えていたよそものであることへの怖さや不安が、ふと溶けるような感覚で、安心感が広がっていきました。

振り返る自身の経営。”仲間と一緒に進むこと”へのこだわり

スイスの山の上で行った「取り戻しワーク」

旅の最終章。スイスで4日間受けたソース原理のワークでは、一番最後に自分自身に向けたメッセージを紡ぐ時間がありました。

「韓国と日本に受け入れられても、受け入れられなくても、私は世界に創造性をもたらすことができる」
これが私のなかから自然と出てきたピュアな言葉でした。

あらためて振り返ってみて、RELATIONSの8名での共同創業や、その後新規事業を増やしていった流れも、”よそ者であることへの恐れ”がきっと影響していたんだろうということに気づきました。なんとか周りに人を近づけておきたかったからこそ、関係性を第一にしたいというエネルギーが強かったのだなと。
関係性を大切にすることが、今のRELATIONSの強さの一つにもなっていると思う一方で、それが恐れになる場合、会社の判断軸をブレさせることにもつながると感じました。過去には、胸が張り裂けるようなつらい別れも経験してますが、こういったメンタルモデルが裏側にあったんだろうと思います。

”仲間と一緒に”というこだわりの根底にあるのは「仲間が好きだから」という理由だけだと思ってきましたが、「ひとりでやることが怖かったから」という理由も同時に内在していた、という気づきがありました。

経営者として、確信に変わったこと

ソース原理提唱者のピーター(中央)と、サブソースとして活躍するステファン(右)

上記の個人的な経験とソース原理ワークを通じて、経営者として心に留めておきたい2つのことが明確になりました。

1. We decideではなく、I decideで考える

私の根底に"仲間と一緒に”というこだわりがあったことも大きいのですが、これまでは”みんなで決める”ことを大事にしてきました。もちろんメンバーの意見を聞くことは大切なのですが、誰が決めたのか不明瞭な状態でdecideすると、結局軸となる目的がぼやけることが多いなと実体験としても感じます。
自分で決めたんだ、という体感覚を持つことは大切ですし、推進力がぐんと上がっていくと思います。

2. ソースとして”待つ”こと

自身の過去の反省でもありますが、”自分のなかで曖昧な状態なときに意思決定するのはやめよう”ということです。経営者は意思決定を求められることの連続ですが、答えを求められたときに「現状、こっちでいいんじゃない?」という判断ではなく、少しでも迷いがあれば恐れずに「ぶっちゃけ、わからない」と言えることが大切なのだと思います。
実際、RELATIONSでは株式構造のあたらしい形を模索中なのですが、構造を細分化するほど、株式構造の前に順を追って処理すべき課題が見えてきています。それらがクリアになった状態で、初めて意思をもった判断ができるんだよな、と現在では焦りがなくなりました。

ソース原理は経営者にこそオススメの学び

組織としての豊かな学びとともに、「自分の知らない自分に出会えるのでは」という期待を持ってヨーロッパを訪問しましたが、予想以上に充実した経験になったと感じています。

ソース原理を深く学ぶことによって、その有用性を改めて理解することができました。経営者がソースとして自分の内側につながって行動できると本当に多くの物事が変容していきます。そこへ至るまでは険しく、厳しい道のりもありますが、自分自身を取り戻していくことで、可能性や創造性に満ちた本来の自分に出会えます。真の自分につながって、経営をしていくことは本当に大切なことだと身をもって体感しました。ソース原理を学ぶことは本当におすすめです。


▼一緒に参加したメンバーの視点でソース原理ワークの気づきを綴ったnoteはこちら。

▼ 今回のnoteでは触れておりませんが、ヨーロッパで得た進化型組織の学びについては、計3回のオンラインのイベントでお話する予定です。すでに1回目は8月30日に終えておりますが、ご興味がございましたら第2回目、第3回目のイベントでぜひお待ちしております。

それでは、今日はこんなところで。
ええ一日にしていきましょう。


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