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無言

白い花々と獅子座の首星との対話から八十年 夜空の左と右で稲光が呼応するのを見る 今日は一人、汗に濡れ痛みを踏みつけ道を行くばかり 一人行く道に浮かぶ言葉はなし

hhhhanauta
10か月前

短歌2023/08/26

道すがら火薬が臭うのみ花も実もなき晩夏の闇夜 蝉が絶え虫は静まり灯は遠く河に音無く稲妻二人落ちる

hhhhanauta
10か月前

酔うでもなく素面でもなく夜半モニタを眺め 誰かが遊ぶ声を聞く 休日夜の 悪あがきの音 せめて蛙でも鳴いてくれればと思うが 騒がしさが恋しいのか 蛙に囲まれていた頃が…

hhhhanauta
1年前

無言

白い花々と獅子座の首星との対話から八十年
夜空の左と右で稲光が呼応するのを見る
今日は一人、汗に濡れ痛みを踏みつけ道を行くばかり
一人行く道に浮かぶ言葉はなし

短歌2023/08/26

道すがら火薬が臭うのみ花も実もなき晩夏の闇夜

蝉が絶え虫は静まり灯は遠く河に音無く稲妻二人落ちる

酔うでもなく素面でもなく夜半モニタを眺め
誰かが遊ぶ声を聞く
休日夜の
悪あがきの音

せめて蛙でも鳴いてくれればと思うが
騒がしさが恋しいのか
蛙に囲まれていた頃が懐かしいのか

潰れた蛙の遺った脚の
つるんとした有様を思い出しても
もう何も思わないけれど