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イギリスに一人旅してきた話

タイトル通り先月イギリスに2週間ほど滞在してきました。まだ帰国したばかりで日本の夏の暑さと時差ボケにやられ、姉のイッヌからお前はいつになったら寝るんだ?という視線も感じつつ、記憶が鮮明なうちにまとめておこうと思います。

経緯

そもそもの経緯は友達との長電話からでした。最近イギリスに行く夢を見ると話したところそれはもう行きたすぎるんじゃない?仕事もしてない今だからこそ行くべきと背中を押してもらいその場でたまたま最安値の直行便を確保し、滞在先もたまたま良さげなエリアでお得な値段の部屋を見つけてあっさりと決まりました。今思えばこれも縁だったのかもしれません。

渡航日

当日は期待と不安が入り混じり、私は飛行機が苦手なので病院からもらった不安を軽減するお薬とトラベルミンを服用し眠気で感覚を麻痺させて挑みました。(到着時にはCAさんから頑張りましたねと褒めてもらい、優しい空の旅でした。ありがとうJAL。)

到着してからはヒースロー空港は日本のパスポートの場合Eゲートで大丈夫と事前リサーチで知っていましたが、なぜかEゲートが効かず。。(他にもできない人がチラホラいたので機械が上手く機能してないのかも)最近は日本人の一人女性だとパパ活疑惑も出て強制送還されるという話も聞いていたので焦りましたが、普通にパスポートを見せて「どこから来たの?」「日本です」という会話だけで終わりました。

滞在先&観光

滞在先はロンドンのケンジントンエリアにしていたのですが、ホテルというよりも普通のアパートメントでキッチンもある素敵なお部屋でした。壁は想像通り薄かったですがそこまで騒音に悩まされることなく快適に過ごせました。

イギリスらしい美しい建物
螺旋階段は美しいが最上階だったので常にエレベーターを使用
フロアの天窓が好きだった
部屋はキッチンもついてるワンルームタイプ
素敵な景色を眺めながら私ロンドンにいるんだなーと毎朝再認識していた

滞在先から歩いてダイアナ元妃が住んでいたケンジントンパレスやハイドパーク、バッキンガム宮殿、ビッグベン周辺まで歩いたのは良い思い出です。

朝は大体みんなジョギングしてる
ケンジントン宮殿にあるヴィクトリア女王の肖像
バッキンガム宮殿
ビッグベン、人多すぎてダウン

また、別日ではたまたまBumbleで出会った人とノッティングヒルの恋人のロケ地巡りに付き合ってもらいました。

ノッティングヒルの恋人で出てくる本屋さん

ロンドンの建物はすべて美しいねと話したら実は昔イギリスには窓の数だけ税金が課される窓税というものがあり、税金対策として窓を減らす家が多い中、富裕層は窓を増やすことで政府に口を出す権利を得ていたらしいという話を教えてもらいました。古い建物が多いからこそそこには様々な歴史が詰まっていることを知らされて余計に楽しくなりました。やっぱり歴史を知るって重要。

確かにやたら窓多いなと思った富裕層が多いノッティングヒル周り

そして、現在の大学のGoldsmiths校にも遊びに行きました。南東ロンドンは距離があり、初めての電車だったのでドキドキでしたが、大学に到着して去年から仲良くさせていただいている教授の見慣れた顔が出てきた瞬間に泣きそうになりました(はじめてのおつかいのきもち)。教授が校内やラボを紹介してくださり、在学生にもアドバイスをいただいてとても有意義な時間でした。

南東ロンドンにあるGoldsmiths校
Graffitiもかっこいい

上記で電車の乗り方を覚えた私はロンドンからブライトンまで遊びに行ったりしました。ロンドンとはまた違った素敵な海の街でしたが天気が良かったのもあり人が多すぎて人酔いしてしまい早々に退散しました。

Brightonの駅、ロンドンから1時間くらいで到着
坂が多くて歩くには結構体力を消耗した

基本的に私の観光は本屋巡りだったのですが、ロンドンで一番有名で美しい本屋、東ロンドンのGraffiti漂うお洒落な雰囲気のある本屋、ノッティングヒルの恋人の舞台になった本屋など、日本とは違って本屋が沢山あるのが最高でした。ロンドンでも場所によって雰囲気も様々でそこには歴史的な背景も絡んでいたりするのでやっぱりもっとロンドンの歴史を知っておけば良かったと思いました。

ロンドンで一番有名で美しい本屋、DAUNT BOOKS
2階や地下にも本があった
ノッティングヒルの恋人の舞台になった本屋で購入したトートバッグ、購入本は付いてきてくれた友人のお勧め本を選んだ
個人的に一番好きだった本屋、東ロンドンなのでGraffitiのオシャレさも良かった
店内の落ち着いた雰囲気も好きだった
本命の本屋が無くなっててショックだったのでとりあえずBrightonのWATERSTONESに行った

英語力と生活でのあれこれ

自分は洋書を読んだり大学では英語で学んでいたりするものの、スピーキングは全くできないのでむしろ海外に行ってお店で注文できるだけでも意外と喋れるじゃん私となります。電車も本当に行き先あってるのか不安だったので色んな人に聞きまくったりしましたが意外と通じてることに感動しました。ただ大学の教授や生徒と話すときはそう簡単にはいかず、自分の英語力があればもっと深い会話ができるのにと思いました。あと当たり前ですがイギリスで街を歩いた時に聞こえるBritish Accentに終始感動してました。あとスーパーは基本セルフだし操作方法もそこまで日本と変わらないので話さなくても買い物できちゃうのは英語苦手勢からしたら楽かもしれません。

ロンドンは基本キャッシュレス社会と聞いていたので今回は換金せずに挑んだのですがApple Payだけで何でもできました(認証もむしろ日本より早かった)。ただ私の滞在先の洗濯機がコインで動くタイプだったので想定外で詰みました。

個人的に一番大変だったのは乾燥と硬水でした。乾燥は夏なのでそこまで酷くないにしろ日本に比べたら乾燥するのでポータブル式のミニ加湿器でも持って行っても良かったかなと思いました。あと硬水に関してはやっぱりなんだか微妙にお腹の調子が悪かったり(時差ぼけかも)、髪が針金のようにパキパキになったり、肌荒れもしたりしました。飲料水は軟水のものを購入するようにし、髪は現地のシャンプーとコンディショナーを購入し、二日に一回くらいのペースで洗うようにしました。肌荒れもBootsというどこにでもあるドラッグストアで色々購入し、朝は刺激の少ない拭き取り化粧水のみにしニベアで保湿をしっかりと行い、なるべく硬水を肌に触れさせないようにしたら日本にいる時よりもむしろ良くなりました。

一人旅ならではの楽しさ

私は家族以外の誰かと常にずっといると大体二日目以降から疲れてしんどくなってくる性格でもあり、一人行動大好きな人間ですが、それでも異国の地でひとりぼっちは孤独を感じる日もありました。それでもどこにも属さずにその国にいる人と会話したり自由気ままに行動できる快適さは何にも変え難く、学べることも沢山あってサバイバル能力が上がって自信も付くのでおすすめです。

どんよりロンドンも好きだけど晴れてるロンドンも最高だった。

最後に

イギリス滞在中は結局1日しか雨が降らず、天気に恵まれた旅行となりました。実は旅行直前に愛犬が亡くなってしまったり、恋愛の修羅場に巻き込まれたりと精神的に疲労することが多かったのですが、海外に行くとその国の香りや建物、人、すべてが新しく、それに対応していくうちに辛かったこともスーッと軽くなっていきました。去年はシンガポールで今年はイギリスで来年はどこの国いるのだろうと思いを馳せながら、旅行で豪遊した費用を取り戻すべくそろそろ働かなければと思いました。笑

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