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「東大読書」まとめ


●本書の結論

「地頭力は読書をすることで鍛えることができる」


●地頭を鍛える読書とは?

1. 本文を読む前にタイトルや目次を見て、内容を予測する

中身を読む前に、タイトルや目次に目を通し、全体の内容の仮説を立てる。

そうすることによって、事前に「どういう内容が書かれているか」の指標を立てることができるため、本文を読み進めるときの理解が早まる。

これを筆者は、「森の中で出口までのルートをあらかじめ決めておく」と表現している。

試験問題においても、東大生は事前に問題文を読み、だいたいの内容の仮説を立ててから、本文を読み始めている。

2. 記者になったつもりで能動的に本を読む

記者はインタービューしている間に、相手の話を積極的にメモしたり、どんな質問をするかを話を聞きながら考えたりしている。

読書においても、こういった能動的な姿勢が、理解力や記憶力を上げる効果的な手段である。

3. 文全体における魚の骨と身を意識する

・骨の部分⇒筆者の主張、結論

・身の部分⇒その主張をサポートするための具体例や実験結果など。

この魚における、「骨と身」の部分を分けていく力を読解力と言う。

重要なのは、骨(筆者の主張)の部分。

これを見極める力がつけば、読解力が大きく向上する。

●東大生が実践しているテクニック

・2冊を同時に読み進める

2冊はできるだけ近いテーマの本を選ぶこと。

このパラレル読みには2つのメリットがある。

1. 能動的な姿勢での読書が自然と身につく

2つを同時に読み進めるためには、それぞれの内容が具体的にどんなものであったかを脳内で整理しながら読み進める必要がある。

そうしなければ、内容がそれぞれ混同してしまうからである。

それが自然と能動的な読書の姿勢につながる。

2. そのテーマに対しての学びや理解が深まる

似たテーマの本を読み進めると、同じテーマや関連事項でも、異なった視点や切り口から語られていることがある。

そのため、一つの物事を多角的な視点から学ぶことができるため、理解が深まり、それに付随する知識や理論も関連付けることができるため、記憶に関する引き出しも強化される。

2. すぐにアウトプットする

東大生は感想を言い合うのが好きである。

それは、知識を定着させるためには、アウトプットが必要だということを理解しているから。

理想的なアウトプットの割合は、

インプット:アウトプット=3:7 

そのため、学んだことはすぐにでも共有し、自分のものにしている。

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