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素敵な出会いに感謝

今回は、ちょっと私事を書いてみます。


あの会話をきっかけに・・・

「みんなで一緒の写真を撮ろうか?」
35年以上前のことで、はっきりと覚えてはいませんが、たしかそんな言葉だったような・・・

小学校の修学旅行。
フェリーの上で、カメラ好きのおじいさんが、写真を撮ってくれました。

出来上がったら、何処に送ろうか?
そう尋ねられ、小学校の住所を教えました。

程なくして、それはそれは達筆な文字と共に、写真が送られてきました。

みんなで、お礼の手紙を書き、何度か小学校経由で、手紙のやりとりが続きました。
それから、1人減り、2人減り、
気付けば、私ともう1人の女子だけとなっていました。

それからは、間隔は空きましたが、直接やり取りするようになりました。

月日は過ぎ、友達と高校の卒業旅行を兼ね、会いに行くことにしました。
夜行バスを使い、奈良駅に到着、早朝に迎えに来て下さいました。
その当時、奈良のゴルフ場で管理人をされており、そこに泊まらせていただきました。

親戚でもなんでもない修学旅行で知り合った、年配のご夫婦です。
今考えると、わたくし大胆というか、図々しいですよね(^-^;

就職してからは、お金を貯め、観光も兼ねて会いに行きました。
この時は、大阪へ引っ越されていたので、神戸で会いました。

お会いしてから何年か経ち、おじいさんが亡くなったと連絡がありました。

友達が関西方面に行きたいという話をしていたので、
2泊3日、それぞれの自由行動を組み合せ、3人で旅行することにしました。
シングル、連泊、ユニバーサルスタジオとルミナリエは3人で一緒に楽しむ!
というコースになりました。

私は、2日目に環状線に乗り、バスに乗り換えおばあさんの家へ。
仏さんになったおじいさんへ手を合わせることができました。

その後、結婚し心の余裕がなくなり、しばらくは年賀状のみのお付き合いとなりました。
年賀状を頼りに、おばあさんが亡くなったと息子さんから電話をいただきました。

あぁ~!忙しさのあまり、おばあさんのことは、頭の隅っこの方になっていた。
一人暮らしになられたし、もっと電話していたら・・・
そう後悔する日々でした。


そして、月日は流れ、
娘が中学生の時、ジュニア青木繫展の「筑後信金賞」に選ばれました。
地元の信用金庫で、娘の絵をカレンダーの表紙に使っていただきました。

すると、中学校に娘宛ての手紙が届きました。
絵を褒めていただき、ご自分のこと、好きなことなど写真も一緒に添えられていました。

うれしかったようで、絵と手紙を書かなくっちゃ!と、言っていました。
あれっ?書いた?
まだぁ~。を何度か繰り返し、すっかり忘れかけていた頃。

受験も終わったし、書くよぉ~!と
写真と手紙をヒントに金魚の絵を描いておりました。

こっちは随分待たせてしまったのに、あっという間に返事をいただきました。


はて?
娘は、また思い出したかのように返事を書くのだろうか・・・
実は私にも素敵な出会いがありまして、
と、私が手紙を書いてしまうのだろうか・・・

この出会いも終わってほしくないなぁ~と思う、今日この頃です。


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