学生コーチのポジション
この2ヶ月で走行距離が5,000kmを越えてしまった藤田です。
さて、今回は「僕が考える学生コーチの役割や立場」というテーマでお話させていただきます。
自分は大学生で、母校の高校サッカーのコーチをしています。母校だけでしか指導したことがないので、参考程度に見ていただいてもらえると幸いです。
学生コーチとは…
「学生コーチの役割や立場」といっても、そもそも学生コーチとは、を具体的に整理してみます。
「学生コーチ」と聞くと、大学生でもあり、コーチでもあり…と感じると思います。
それはそうなんですけど、僕は高校生の頭とコーチの頭をかけ算できている頭の指導者だと考えます。
高校生の頭というのは、青春を楽しむとか授業がだるい、あのコーチ好き、苦手といった、高校生の視点を持った考えのこと。
OBとしての指導だったら尚更ここの能力は長けて指導できます。
コーチの頭というのは、戦術やサッカーに対する理解、指導力といったガッツリ先生みたいな考えのこと。
これはほとんどが引退後に身につく能力。
それらをかけ算すると何が産まれるのかというと、今何をするべきか、サッカーを通して何を学べるのか、他の指導者は何を考えているのかなど、どちらの状況も考慮した考えが浮かんできます。
足し算では産まれません。どちらの頭も取り入れなけれて2つの頭を加味しなければ、単に高校生とコーチが2人いるのと一緒です。
つまり、必ず2つの視点から物事を考えられる、それが「学生コーチ」です。
選手との距離感
学生コーチはどちらかと言えばコーチ側です。
主はやはりサッカーの指導であり、その次に選手との関わりがあります。
その中で1番難しいと今感じているのが「選手との距離感」です。物理的にではなく、感覚的な距離感のこと。
相手のプライベートや自分のことを話しすぎてしまうと、友達感が強くなってしまいますし、逆に超コーチをしていたら、選手たちにとっては良い環境を作れません。
大人の先生や指導者よりも学生コーチの方が年齢も近いので相談しやすいのです。
近すぎたら練習中の態度が緩くなってしまいます。遠すぎたら信用も無くなるし、雰囲気も悪くなります。
ただ、嫌われたっていいんです。それでチームが良い方向に行くのであれば。
最適な距離感の作り方は永遠の課題だと思っています。
ファーストインパクト
「学生コーチ」としてのこれは間違いないと考えていることが1つあります。
それは「この人はオンとオフで違うんだ。(いい指導者かどうかは別の話)」と最初の段階で示すこと。
具体的には、オフが相談したいと思えるようなコーチや模範となる行動をとれているか、オンがこの人に教えてもらいたいと思えるコーチや本気で取り組むこと。
例えば、チームメイトが集まり始めたら、アイスブレイクで楽しく入りながらも、様子をみて察してスイッチを入れることだったり。
ただこれもセンスが問われます。いつスイッチを入れるのか、いつ叫び始めるのか…
あと2年半しかないですが、試行錯誤してみます。
まあでもこれがシーズン途中で気づいてしまったもんですから大変です。笑
既にいた選手の印象操作はできませんから。
まとめ
学生コーチの役割は、選手とコーチの考えや状況を総じて判断すること。
学生コーチの立場は、選手とのいい距離感を作っていい環境を作ること。
まだまだ未熟でコーチとしても経験が浅い。2年半後にはこんな抽象性の言葉を並べないように、明日からの練習も取り組みます!
ではまた!
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