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Apex Legends 配信技研ランキングから見るプレイヤーの減少とこれから

おはようございます。HYSです。

先日2022年の世界大会が終わり、ApexLegendsは一つの区切りを迎えました。

シーズン13も終盤に入り、それぞれ思うこともあるでしょう。今までとは明らかに変わってきているというのは事実で、今日は皆さんが感じていることと、そのあたりにも触れていきたいなと思います。

ApexLegendsのこれからとこうあって欲しいという僕の願望も含めて。

【プレイヤー数の減少?!】

■ApexLegendsの配信事情の推移

ApexLegendsがリリースして3年半。右肩上がりに人気を伸ばし、全世界にプレイヤー数、正確にはアカウント数が1億7,000万人を突破したという発表もありました。

YouTubeを開けば配信が行われており、週末には大きな大会が開かれる。

実際にどれくらいのプレイヤーがプレイしていたかを調べることは困難ですが、配信視聴者数・時間というのは一つの指標になります。

配信技研NEWS:日本ゲームカテゴリ 20216 ライブ配信視聴ランキング (タイトル)より

配信技研さんが毎月公開しているランキング。視聴時間、配信時間、平均同時接続数の順に記載されています。

上記は1年前2021年6月のランキングです。

配信技研NEWS:日本ゲームカテゴリ 20226 ライブ配信視聴ランキング (タイトル)より

そして、これが先月2022年6月のランキングになります。

すごい減りましたね。

2020年5月から長らくこのランキングで1位だったApexは昨年2021年12月。ポケモンの新作リリースとVALORANTの世界大会という2大イベントにその座を譲ります。

しかし、記事にも書きましたが、この時はCRカップが中止(その後、CRとUUUMの資本提携によりCRえぺまつりなった)になるなど、Apexには対抗するイベントがなかったことやストリーマーがポケモン配信をするといった一時的な要因が大きかった。

■比べられる両タイトル

このときもいつもの如く、『Apexは終わった』ネットでは大騒ぎでしたが、Apexが好きな方々はわかっていたと思います。たまたまだということが。

案の定、その後のランキングではApexは再び1位に。春にはELDENRINGが話題になりましたし、ZETA DIVISIONが大活躍したVALORANTの世界大会もありました。

しかし、配信といカテゴリーにおいてApexは1位の座を死守します。

少し余談ですが、あれだけVALORANTが盛り上がったのに1位じゃなかったのは配信というランキングだからでしょう。

VALORANTは競技シーンに特化しているタイトルですので、一般プレイヤーの配信の需要というのは低い。

そういうゲームです。また別の機会に書きたいと思いますが、VALORANTは一般のプレイヤーが配信をしても視聴者数は伸びません。

そして、コミュニティ大会開催の難しさ。これは僕が取材をさせていただいた方々からも伺いましたが、VALORANTはカスタムマッチと大会の区別をつけにくいんです。

小さなコミュニティが大会ですと謳っても、それは傍から見ると見内でカスタムをしているのと大きな違いはありません。かなり念密な準備、環境が必要です。

VALORANTはあくまでeスポーツのタイトル。プロや一部のTOPクラスのストリーマーの配信しか伸びません。実力と配信者の(選手の)人気や知名度に左右されます。

よくこのランキングを元にApexLegendsとVALORANTを比べ、Apexはもう終わったというような論調を見かけますが、それは周りに流されているだけに過ぎません。

インターネットの世界では多勢の意見が正しいとされるという現実はありますが、それは事実とは異なります。

CSの有無などそもそも単純に比べることが難しいのが両タイトルです。ただ、明らかに人気に差が出始めているのは明白で、それはこのランキングだけでは語れないことです。

ではなぜApexはなぜランキングを落としたのか。

■プレイヤーの減少

これは以前も書いた通り、

コメントでもいただきましたが、シーズン12前シーズンとのランク仕様の差ギャップ。そして、一番はカスタムマッチの不調だと僕は考えます。

配信技研NEWS:日本ゲームカテゴリ 20225 ライブ配信視聴ランキング (タイトル)より

今年2022年の5月のランキングです。ご覧の通り昨年よりも明らかに数字は高い。

おそらく来月もしくは再来月の配信ランキングはApexがまた1位になるでしょう。このランキングに限っての話ですが、ストリーマー、インフルエンサーのカスタムが行われれば必ず数字は戻ります。

では実際にApexプレイヤーが減ったのか。

答えはイエスでしょう。

ただ、これも表面的であくまで肌感に過ぎません。低ランク帯にダイヤ軌道やマスター軌道ばかりというのは前シーズンのランク分布を見ればわかります。

では何をもって、Apexがピンチとなるのか。

それはマッチングではないでしょうか。これは他のバトロワゲームをプレイしていればわかります。

低ランク帯やカジュアルマッチでマッチング時間が明らかに長くなったとき。

こうなったときはかなり赤よりの黄色信号です。僕はバトロワは2018年のPUBGでしたが、2018年と今を比べると同じことが言えるでしょう。

こうなったときは明らかな衰退、プレイヤーいないんだなと思って間違いはありません。

ランクが上げれないから辞めるとか他のゲームに行くというのは実際はほんの一部です。

ストリーマーや配信を生業にする、またはしたい方にとっては配信環境は大事な要素でしょうが、その他大勢にとってそれはあまり関係ありません。

ランクに挑む人はそれでも挑みますし、楽しい。

今シーズンのスプリット2のランクマッチが久しぶりに面白いなと僕は感じています。適正ランクで闘えばいいんです。

このままプレイヤーが減ってしまってマッチングしなくなる。

これさえなければ僕は今の環境で十分Apexは楽しめると思っています。根本的なゲームとして面白いので。

そして、noteも含めこれから求められるのはどうやったら楽しめるかということだと思います。攻略や情報ではなく、Apexをどうやったらもっと楽しめるかです。

Apex全盛期を見てきた僕らはしょうがない。

「あの頃はすごかった」

そらそうです。人気絶頂期なんですから。本当に大事なのはこれからです。

■これからは…

プレイヤーは減っていきますが、まだまだ時間はある。

話は冒頭に戻り、先日の世界大会。

僕は色々書きましたが、本当に面白かった。そして、これからApexがまだ伸びる可能性のあるポイントです。

次回はApexのこれからを考える上で重要な競技シーンついて書きたいと思います。

競技シーンのポテンシャルはすごい。問題は続けられるかどうか。

今日はここまで。ありがとうございました。

HYS

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