【小説】 スクープ・ストライプ vol.6
「……あの、なんていうか、乳首がね、こう、はっきり見えちゃうんだよね。ブラ着けなければやっぱりそれが目立って恥ずかしい。でもスポーツブラでも、わたしには大きいくらいなんだよね。それで、さらしを巻いていたこともあるんだけれど、陸上やってて汗をかくから、その時、それが透けて見えたことがあって、だいぶ冷やかされたんだよね。だからやっぱりブラが欲しいな、と思って……」
彼女は、細い声になって、はにかんではいるけれど、恥ずかしそうにうつむいている。
「まどかちゃん、思い切って相談をし